立ち上がり倒れて再び立ち上がる [2015年02月13日(Fri)]
自己肯定感のベースになる「自己原因性」という言葉を最近はじめて聞きました。何らかのことに関して自分が原因になる感覚を持つこと。要は自分が行動を起こせば周囲に変化が起こり、自分には周りに作用する力があると知っていること。自分のことは自分で決められると自信をもつことにもつながります。
度が過ぎればワガママになってしまいますが、反対に過ぎれば「どうせ自分にはムリだ」と諦めが先に立つでしょう。かわいそうに、自己肯定感は満たされません。 かといって、私たちはいつもエネルギッシュな状態を保っていることはできません。自分を肯定しようにも、どうしようもない失敗にくじけることもあり、落ち込む感情をコントロールできないことも多々あります。そして、他人にどう見られているかが過剰に気になるのは、誰しも同じことかもしれません。それも含めて自分のあるがままを受け入れて、さぁ再出発だ!と弱る心にムチを当てるときもあるでしょう。 日本青少年研究所が行った各国比較調査によれば、「自分はダメな人間だと思うことがあるか」という質問に対して、8割以上の高校一年生が「ハイ」と答えているといいます。謙遜と受け取る好意的な解釈もできるかもしれませんが、この行き過ぎた「自己否定の国」日本。なんとかしたいものですね。 |