首を取り闘い済んでいざ次に [2012年12月17日(Mon)]
圧倒、圧勝、独占、回帰、雪辱、大勝、奪還、復権、独走、貫禄、オセロゲーム、漁夫の利。。。。。総選挙後に報道を埋めている言葉を羅列してみた。
選挙結果を伝える報道で民主党の顔ぶれを眺めていると、「討ち死に」という言葉が頭に浮かんでくる。前議員たちが軒並み落選している。現職閣僚たちも例外ではない。小選挙区との重複立候補をしていても、復活当選して救われた者も少数だ。生首こそ挙げられてはいないが、軒並み討ち死にした人びとを見ることは痛ましい。 一方で投票率は戦後最低で60%を切った。敵失や民主党自滅という面もあるとおり、安倍新総理は自陣が緩まないように手綱を引き締める。が、勝利した将軍の陣営は意気上がるのが当然だ。 私たちは幸せな日本に暮らしている。400年前までは同じ日本の者どうしが血で血を洗う戦闘を繰り返してきた。70年前には外国と勝てない戦争を闘い、幾百万の同胞を殺した。今は首をあげない、命を取らない。別の道を生きることもできる。臥薪嘗胆、復活に賭けることもできる。命あってのこと。私たちは幸せだ。 |