縁あって広げて深めそーえもん [2012年06月26日(Tue)]
2009年9月29日にこの欄でこう書いている。
≪私たちは『絆』という字をふつうは「きずな」と読む。人と人とが離れがたく結びついていることをいう。夫婦の絆とか、親子の絆というふうに使う。 『絆』には動物や家畜をつなぐ綱の意味もある。その場合は「ほだし」と読む。行動の自由を妨げ、足かせになることだ。(中略)絆が「きずな」であるうちはよいけれど、度が過ぎると「ほだし」となる。過ぎたるは及ばざるがごとし、とはこのことだ。≫ 昨年世を席巻した「絆」という言葉。今は手垢にまみれて使われなくなってしまったような印象を受ける。 昨年まで「まつえ若武者隊」の塩見惣ヱ門として武者姿で頑張っていた人―松江開府400年祭を「舞姫隊」とともに盛り上げた。活動中のブログをまとめて本を出版された。じんとくる観光客とのエピソードがちりばめられている。 ≪「彼」がよく使っていた言葉に「縁」があります。「えん」とも「えにし」とも「ゆかり」とも読めるこの文字。二〇一一年は「絆」という言葉が持て囃された一年でしたが、「彼」はあえて「縁」という言葉を使い続けます。そいう天邪鬼(あまのじゃく)なところが「彼」にはありました。しかし、単なる天邪鬼からこの言葉を使い続けたわけではないようです。(中略)これらの言葉は「今、出会う人」だけではない、もっと広い意味がある。そのことを「彼」は知ってか知らずか、この言葉を使い続けていました。≫ (『左様ならば、そう”ゑ”もん』木之家京羅著,青山ライフ出版) 縁は異なもの乙なものというとおり、「きづな」ほどのものにはならなくとも、出会いという「えにし」を大切にして慈しんでいくことで、励ましや友愛の「えん」を広げていく。すばらしいことだと思う。 (追記)「縁は異なもの味なもの」が正しかった。男女の縁は不思議に結ばれるという、限定された意味だった。 (コメント) なるほどね。 「絆」は二つの意味を持っているんだね。知らなかった。結びつけることが根本にあるようだけど、度が過ぎれば「束縛」だもんな〜。 カラス・・・子供のころ飼ってましたよ。散歩には付いて来るし、オウムまでとはいかないにしても人の真似して喋るから頭の良いヤツなんだ。 黒くて縁起の悪い鳥とされているけど、太陽信仰のあった大昔は確か太陽の使いとされていたんじゃないかな?そんな意味合いで「三羽ガラス」??? そんな 投稿者 麹 : 2012/6/26 (火) 23:49 なるほど。散歩についてくる、人のマネをするほどカラスは賢いのですねえ。二羽の烏が一羽を攻撃していたのを見たことをあります。あれはイジメでした。イジメもある面高等な証拠なのでしょう 投稿者 符三 : 2012/6/27 (水) 06:35 ご挨拶がおそくなり大変失礼しました。本を紹介して下さり、ありがとうござりまする。師匠、塩見惣ヱ門も、きっと喜んでおられることと思います。 ところで、この記事、我々の武録(ブログ)でご紹介させていただいてもよろしいでしょうか? 突然で不躾なお願いとは承知しておりますが、ご検討いただければ何よりです。 投稿者 塩味葱 [URL] : 2012/9/20 (木) 11:52 塩味葱さん どうぞどうぞ、いやぜひともお願いいたしまする。「我々の武録」のこと、不躾ながらまだ拝見したことがござらむ。検索してみるでござる(緋村剣心みたいになってしまった) 投稿者 符三 : 2012/9/20 (木) 21:01 ありがとうござりまする。早速ですが、URLのところに記事を掲載されたものが載っておりまする。 投稿者 塩味葱 [http://blogs.yahoo.co.jp/kucsswaka/7098821.html] : 2012/9/21 (金) 02:02 |