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いざという危機の間際を考えて [2012年05月14日(Mon)]

__tn_20120514231435.jpg福山のビジネス兼ラブホテルの火災では7人が死亡した。一酸化炭素中毒だとみられる。火災報知器や避難経路に不備があるばかりか、窓を内側からベニア板でふさいでいる部屋もあったという。消防や市の建築当局の再三にわたる是正指導にも応じていなかった模様。不運にも犠牲になった方々に追悼の意を表したい。

ところで私はホテルや旅館に泊まるときには、非常口からフロントや外へ出てみることにしている。いざというときの避難経路を確認する意味もあるが、非常口や非常階段をどのように扱っているかを見ると、経営者の質がわかるような気がするからである。

そもそも非常口に出るためのドアが開かないところは論外だ。単なる一重の鍵がかかっているだけであっても、緊急のパニック時にはドアを開けられないこともあろうから。踊り場がリネン類や掃除用具の置き場となっていたり、立錐の余地がないほど洗濯物の干し場として使われている場合もある。とんでもないことだ。階段の途中にあれやこれやと道具類を置いているところもあるが、非難の際に障壁になることを考えていない証拠だ。

豪華な感じのエントランスやフロント、共有部分をもっているホテルであっても、非常口に目がゆき届いていないところがある。反対に客室の調度品や内装は質素であっても、非常経路が整えられているホテルには信頼をおくことができる。いざという時は来てほしくないものだけれども、生きている限りはどこかに危機はやってくるのだ。

実践はできていないが、レストランやホール、スーパーなど人が多く集まる場所に入ったときには、いざというときの逃げ道をあらかじめ予測しておけるようにしたら、なおよいと思うのだが現実は難しい。