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強弱のメリハリつけて緩急も [2020年06月26日(Fri)]

fumihouse-2020-06-26T19_15_55-1.jpg【メリハリのない】
朝ボーっとしていると、突然降って湧いたように気になった言葉。

「ハリ」は張りであろう。アイロンを掛けてぴんと張ったワイシャツ、平積みの新刊を手に取った感触・・。「メリ」は何だろう。ハリと対極に位置するものなのか、メリッと割れる鋭い切れ目か。想像しがたいので、ネット辞書の世話になる。

【メリハリ】緩めること、と張ること。抑揚があること。減り張り。

メリとは「減り」なのだな。想像もつかなかった。しかも元々は、尺八の高音と低音のことを意味し、「メリカリ」をつけると言っていたそうな(メルカリと間違える)。カリとは甲と漢字を当てて、音高を少し高めにし、メリ(減り)とは低めに演奏することだとか。メリカリとは、音の強弱や緩急を明瞭にして演奏することなのだ。

転じて、一般的に力を入れるのと抜くところ、集中するのと緩めるところ。さらにはオンとオフのけじめをつける意味が生じた。

わたしのギターもメリハリのない演奏では困る。これがなかなか難しい。「ハリ」過ぎると指がヘロヘロになり、「メリ」過ぎると集中力が途切れる。今夜は換えたばかりの弦を爪弾いてメリハリをつける。
パンを食べパンセ眺めて日々暮らし [2020年06月18日(Thu)]

fumihouse-2020-06-18T18_22_36-1.jpg物理学と数学を極め、哲学にも造詣の深かった仏人パスカルは草稿を遺し、死後『パンセ』として発刊された。多くの名文句があり、警句があり、箴言がある。

・人間は自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。
 しかし、それは考える葦である。

最も有名な言葉がこれだ。「あし」は「悪し」に通じ縁起が悪いことから「よし」ともいうが、この場合は「あし」でないと格好が悪い。似た言葉もある。

・人間の偉大さは、考える力にある。

考え過ぎてしまうのも難だが、人間は悩んで大きくなるものだ。

・好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。
 たいていの場合、何かを知ろうとする人は、
 ただそれについて他人に語りたいからだ。

虚栄心、結構なこと。それをきっかけに好奇心が深めていけばよい。オレが俺が、と出しゃばるのはかえって底の浅さを露呈する。

次の言葉もタラレバの名文句。彼女の顔を見たことはないはずだけれども、美女の代名詞として鼻高を示したのか。わたしの好みを言えば、尖った鷲鼻よりはこじんまりした小鼻が好きだ。

・クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、
 世界の歴史は変わっていただろう。

なるほどねー、とうなずける言葉が満載されている。心がけから正義の本質に至るまで。パスカルってすごい人だったのだなあ。

・人間は神と悪魔の間に浮遊する。

・人間はつねに、自分に理解できない事柄は
 何でも否定したがるものである。

・力なき正義は無力であり、
 正義なき力は圧制である。

・無知をおそれてはいけない。
 偽りの知識を恐れよ。

・雄弁も長たらしくなると退屈する。

・親切な言葉に費用はかからない。
 しかし、多くのことを成し遂げる。
 親切な言葉に費用はかからない。
 しかし、多くのことを成し遂げる。

いま自分で取り組んでいることは、真に心が欲しているものなのか、単に周囲に流されただけなのか。自身を見つめよ、とパスカルは警鐘を鳴らす。

・人は多くの場合他人と異なるだけでなく、
 その時々で自分自身と異なっていることが多い。

自身を革新せよ、とパスカルは私たちに勇気を与えてくれる。さあ出発だ、明日に向かって!

・過去の自分はもはや現在の自分ではない。
 悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。

(パスカルも見たかもしれない昼咲月見草。薄桃色の脈が黄のめしべと合わさって色っぽい)
コロナさんコロナ対策お手紙を [2020年06月16日(Tue)]

fumihouse-2020-06-16T19_37_48-1.jpgコロナ社が社員と家族、特に子どもへのメッセージ広告を出しました。コロナとは元々、太陽から広がった高温の散乱電子(コロナウイルスはこれに似ているから命名)です。それに着想を得て社名にしたのが、「コロナ」です。暖房機器や給湯器でもって世の中に太陽のような暖かさとくつろぎをもたらそうとする社の志を表しているのだと思います。

そのコロナ社が、先週新潟新報に広告を出したわけです。新型コロナウイルスにまつわって、嫌な思いをしている社員と家族にあてたメッセージ形式の広告です。社長名で「コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ」と題しています。

≪もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、ほんとうにごめんなさい。かぞくも、キミも、なんにもわるくないから。わたしたちは、コロナというなまえに、じぶんたちのしごとに、ほこりをもっています≫

早春の陽だまりでくつろいでいるような、温かい言葉です。地球環境を大切に思い、顧客も重視する会社イメージを彷彿とさせるではないですか。そして、よい製品作りにかけて社員一丸となる思いで決意表明しています。

≪わたしたちコロナは、くらしをゆたかにする"つぎのかいてき"をつくろうと、きょうも、がんばっています≫

がんばれ!コロナ社、くたばれ!新型コロナウイルス。

(コロナウイルスではない。まん丸種のタンポポの綿帽子)
こころみてためしてみたら人生が [2020年06月13日(Sat)]

fumihouse-2020-06-13T21_45_41-1.jpg【試験】
試(こころ)みて、験(ため)す。もっぱら入学選抜や資格のために行うペーパーや面接試験をイメージするが、私たちの毎日は試験に満ちている。

座学したことや思い付いたことを実際にやってみる。出来るかどうか、結果を確かめるのは日常茶飯のことである。高度な化学や工業産品の能力を試験することに限らず(世界の製薬会社がコロナ治療薬開発にしのぎを削っているだろうが)、私たちは日々試験をやっている。

知らない新しいことを調べたり、恋する人の気持ちを探ったり、ギターの運指を試行錯誤して良い音を求めるのも試験と言える。そもそも、こうしようと決めて、一定の枠の中であるやり方を用いてみるのが試験だと思う。

四苦八苦して「しるし」が現れる。「ききめ」である。努力の「あかし」や「報い」にも試験の意味合いがある。日々は、試みて験すことに満ちている。

(キンケイギクも試みて結果として今の姿がある)
かんにせんカンセンかんせん如何にせん [2020年06月09日(Tue)]

fumihouse-2020-06-09T18_17_12-1.jpgかんせん【感染】
病原となるウイルスや細菌が体内を侵し増殖すること。そこから派生して、何らかの影響を受けて染まること。良いイメージでは使われない。

かんせん【幹線】
鉄道や道路の主要地点を結ぶ重要なライン。ゴールデンウィーク(ステイホーム週間とも)は幹線の渋滞はなかったのは寂しい。お盆はどうなるだろうか。

かんせん【観戦】
スポーツの試合を観て楽しむこと。密の回避でなかなか機会が訪れない。公式の戦争の実戦を公開する意味もある。いまどき戦争? とんでもないことだ。

かんせん【汗腺】‎
汗を出すため身体中の皮膚に張り巡らされた腺。きょうは暑い。水分を適度に摂らないと熱中症になる。蒸したクルマに乗り込むと35℃を超えた。

かんせん【乾癬】‎
伝染はしないが、皮膚に赤い発疹と盛り上がりができて、角質が白い屑になって剥がれ落ちる。ひとによっては痒い。この夏は冷房しても換気のため窓や出口を開ける。暑いかも。

かんせん【寒蟬】
秋に鳴く蝉、またはそうした風情。本格的な夏にもなっていないのに秋が恋しいとは、ちと早いかな。

かんせん【官選】
政府が選ぶこと。政府が選んだものをいう。わが家にもやっとアベノマスクが届いた。官選の企業が再委託、さらに再委託してできたものだろうか。

かんせん【甘泉】‎
美味しい水の湧き出る泉。天然の冷えた水はそれだけで十分美味しいが、甘泉と表現すると何にでもいい、薬効あらたかな感じがしないかな。

それで、「かんせん」を書いたことにどんな意味があるって? いや別に書きたかっただけですよ。

(鮮やかなピンクに輝く松葉菊に意味があるかって? いや載せてみたかっただけですよ)
匿名で悪口楽しむ変な奴 [2020年06月04日(Thu)]

fumihouse-2020-06-04T20_49_14-1.jpgダウンタウンの松本人志がツイッターに5月24日、≪あらためて≫と書き込み、5年ほど前のツイートをリツイートしました。

≪匿名で悪口 書いてる人。。。
 匿名は良い行ないをするときに使うのですよ。。。≫ 2015年3月4日

もちろんプロレスラーの故木村花さんを苦しめた、SNSの匿名で誹謗中傷する輩に釘を刺したものです。それにしても書き込みは5年も前のこと。さすが松本というか、自分も匿名に苦しめられてきた証拠というべきなのでしょうか。

≪社会にはびこる根拠なきデマや中傷。その拡散の過程は、今も昔も変わらないだろう。人は、いかに低俗な作り話であっても、繰り返し聞いているうちに真実と思い込んでしまうもの。ゆえに、断じて放置してはならない≫ (聖教新聞〈名字の言〉 2019年6月26日付け)

匿名の悪口は誤解と偏見、そして嫉妬に基づきます。打ち破るには勇気が必要です。勇気とは何か。あるときは、徹底して相手に真実を語り抜くことです。またある時は、無視してやり過ごすこと。何よりも悪口とデマを触れ回る当事者が真実に目を向けて、相手方の苦しみを理解することです。それにも勇気が必要です。がんばれ、デマに負けないで!

(アザミの棘は痛い。しかし相手を痛めようとするアザミはいない。防衛のためにのみ棘をさす)
雨垂れは石を穿ってまる十年 [2020年06月03日(Wed)]

fumihouse-2020-06-03T20_45_00-1.jpg三日・三月・三年という。何事も最初の三日間、我慢することが大切だ。三ヶ月目あたりに次の山があるから耐えよ。三年頑張れば、あとはそこそこやっていけるという心構えから来ている。三年やればその後、慣性で続いていくわけではないが、一面の真理を表す。

三月は百日。三年は日数でいえば千日。この積み重ねが自信となり、実績となって何事においても経験が累積していく。1万日継続できれば技能はプロ級、研究ではその世界で一流の存在になれると聞いたことがある。「石の上にも三年」を超えて十年となるが、「継続は力なり」。

コツコツ地道にやっていく。それに尽きる。もちろんプラトーの高原と呼ばれる停滞期は来る。壁が立ちはだかるものだ。工夫し、勉強し、人として成長していく。やがて「雨垂れ石をうがつ」。不器用なようでも「愚公山を移す」のだ。途中で止めてしまえば元も子もない。ゼロに帰する。がんばろー。

(時計が時を刻むように着々と進めよう。時計草は見ているぞ)
切り裂かれ諸刃の刃SNS [2020年05月30日(Sat)]

fumihouse-2020-05-30T11_49_33-1.jpg若いプロレスラーが命を絶った事件。犯人はSNS。匿名で書き込まれる罵詈雑言、そして個別に発せられる心を切り裂くダイレクトメッセージ。それらが彼女を蝕んだ。

当の恋愛&青春リアリティー番組はネット配信もされ、見ず知らずの男女6人が共同生活するのを売りに注目された(らしい)。制作会社の意図的な誘導や撮り直しもあったようだから、台本なしという触れ込みはウソで、人気を博するためのヤラセも頻繁だったのだろう。

各国のリアリティー番組でも出演者の自殺は引きも切らないという。編集で切り張りされ、ヤラセで歪曲される番組によって出演者自身が傷つき、世間に誤解されて落ち込む。結果としての自殺。

誹謗中傷されるのが嫌なら出演しなければいい、降りればいいと言うのは簡単だ。生活するためにギャラが必要だろうし、有名になりたい欲もある。罵詈雑言を読まなければいいとも言えるが、怖いもの見たさがあるのかもしれない。SNSを止めることもできるが、善意の励ましメッセージまで見られなくなる。その狭間で心が折れてしまったのだろうか。

犯人はSNSと書いたが、勝手にコンピュータがやるわけではない。誰かの揚げ足をとって困らせたいという輩、ストレスを溜め込んで捌け口を求める奴、軽いノリで悪口仲間に加わるフリーライダー・・・それらが相乗的に責め立てて正義漢を気どる。言葉の刃が被害者を切り裂く。無益で無慈悲である。

総務大臣は、匿名で他人を誹謗中傷できないよう発信者の特定を容易にするというが、卑怯者は手を代え品を代え、許しがたい行為を続けていくだろう。もちろん誰もがそうした生命の傾向性は持つものだ。人権侵害をしない、許さない人の輪を多数派にしていかなければならない。

(人間には、誹謗を楽しむ残虐な心もあれば、空豆の白い花のように純粋無垢な心もある)
パトロン脚長おじさんあらあらら [2020年05月26日(Tue)]

fumihouse-2020-05-26T22_49_29-1.jpg『あしながおじさん』を読んだのは初めてのこと。著者のウェブスターが女性であることも知らなかった。百年以上前に出版されたこの本(谷口由美子 訳)で、ここまでワクワクできるとは思いもよらず。

孤児院のリペット院長との陰気なやり取りが続くことを覚悟していたが、早々にジュディは大学に送られ、存分に羽を伸ばし、天国のような学生生活を謳歌する。孤児院出身だと周囲には明かせなかったが、彼女は天性の明るさと好奇心、粘り強さでもって成績優秀な女子学生となり、やがて小説家として出世していく。それを援助したのが、あしながおじさん。顔も素性も表さないおじさんに、ジュディとともに私も歯噛みした。ほとんど全編がジュディの手紙で、あらゆる手紙文の形式を網羅したかのような楽しませ方だった。結末がまた微笑ましく、日本語訳も素晴らしい。

ADHDを思わせるような手紙の振幅。喜んで悲しむ、楽しんで怒る、上気して落ち込む・・・。ジュディの感情はジェットコースターのように下りたり上ったりを繰り返す。ADHDでないことは、彼女が努力家で勉学を楽しみ、友人とも仲良くやっていることでわかる。若い、特に快活な女の子はこんなところかもしれない。

日本だけのことか、欧米でも共通のことかは知らないが、「あしなが育英会」など遺児奨学金の出資者を束ねる団体がある。この作品によって実に多くの子供たちが助けられたことと思う。

(水玉模様のひとつの一つにも、喜びや悲しみがあるかもしれない)
身体が意識を変える人変わる [2020年05月22日(Fri)]

fumihouse-2020-05-22T21_06_39-1.jpg≪身体が意識を変える
 悪い習慣も身体が変えてくれる≫

フランスの哲学者、メルロ=ポンティの言葉だそうです。気が乗らない、動くのが億劫だ、やろうと思っても出来ない・・・。そんなことはよくあるものです。苦手意識がある、失敗した経験がある、ほかの人が上手にやるのを見た・・・。

ポンティは言っています。気乗りのしない意識を変えるのは身体であると。思い切って、ちょびっとでいいからやってみる。着手して身体が動けば意識も変わる、と。

ゲーテも言いました。
≪今日手をつけないものが明日仕上がったためしはなし。一日だに無駄にできない。できることから決心をつけ、勇気を出してむんずと掴まえる≫ (ファウスト第1部)

さあ、明日からやってみますか。いや、明日では遅い、今からですよ。

(唐撫子も身体性を持つのかも。ピンクに身体を染めて、見て見て!と主張する)
負けないは勝つことの異名諦めず [2020年05月19日(Tue)]

fumihouse-2020-05-19T21_12_24-1.jpg映画『インビクタス - 負けざる者たち』は、南アフリカで開かれた1995年ラグビーW杯で白人と黒人の混成チームが快進撃を見せ、南アフリカの新生の象徴となったことを描いている。国づくりの礎はネルソン・マンデラ、黒人初代大統領である。その言動に何度も涙をぬぐった。

そのマンデラが繰り返し口にする言葉がある。英国の詩人ウィリアム・ヘンリーの「インビクタス - 負けざる者たち」の詩なのだそうだ。

≪私が我が運命の支配者
 私が我が魂の指揮官なのだ≫

どこかへ行ってみたいと望む、スケジュールなどの壁がある、諦めるのか。何かを始めてみた、邪魔が入った、やらない理由にして自分を納得させるのか、工夫してやってみるか。「私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官」ならば怯まずに進んでみよう。3ヶ月後、ひとつの勝負が見えてくる。

(ナンジャモンジャの花は季節という枠組みに従って咲く。春を汝の指揮官として咲く)
欲少な需要は忽然消えていく [2020年05月14日(Thu)]

fumihouse-2020-05-14T18_35_47-1.jpg山陰中央新報の見出し、『需要蒸発 底見えず』に目を引かれた。新コロナ感染拡大が続く現状にあって、自動車業界の需要が落ち込んでいる様を現している。業務用自動車は、物流業界以外はあまり動いていない。自家用車は特に都会にあっては、これだけ家に篭るようになると、不要不急そのもの。新しい需要は生まれそうにない。まさに需要は蒸発した。経済は人間の欲で動いていることが改めてわかる。いま人類が持つ欲はただひとつ。早くコロナ禍が終息してほしいと。

(人類始まって以来最大の経済的不況がやってくる。しかし花は淡々と変わらずに咲いている)
有り難し当たり前からもっと欲し [2020年05月06日(Wed)]

fumihouse-2020-05-06T09_09_34-1.jpgいいことがあると「有り難い」と思って感謝の心がわいてきます。それもずっと続くと「当たり前」になります。当たり前ながら感謝の気持ちは薄れ、やがて「もっともっと」と欲に目が眩みます。これは人間の習いと言えるでしょう。

【欲】。谷と欠からなるこの漢字。谷は「左右にせまる谷、その谷の口の象形」から容の字に転じ、物を入れる器となりました。欠は「人が口を開けている象形」から、食べ物を口に入れる、すなわち「ほしい」を意味します。【慾】と書くと、欲深い人間というものの宿痾(しゅくあ)さえ感じることができるでしょう。欲には際限がありません。森鷗外は『高瀬舟』で書き示しました。

≪人は(中略)万一の時に備える蓄がないと、少しでも蓄があったらと思う。蓄があっても、またその蓄がもっと多かったらと思う。かくのごとくに先から先へと考えてみれば、人はどこまで往って踏み止まることが出来るものやら分からない≫ 

ディケンズの『クリスマス・カロル』で、守銭奴スクルージは改心しました。強欲で冷たい人格を改めたのです。すると感謝の気持ちが広がり、生きることの喜びで満ちたのです。自分のためだけに向けられていた「欲」が、他人の幸せを願う「欲」に転じました。

もちろん欲があるからこそ人間は前へ進めます。夢を見続けるということは、欲を忘れないということですね。

(きのうはステイ・ファーム。焼いた草のなれの果て)
人間は世界覇者だが天地無用 [2020年05月01日(Fri)]

fumihouse-2020-05-01T19_53_12-1.jpg【不要不急】

すぐに必要とするものではなく、急いでもいない。いらないと言ってもよい。重要ではない、無用な事柄や状態ということだ。

不要不急の外出をひかえようと言われて、もう二月近くになるが、不要不急とは個人のとらえかた次第である。傍目には余計なことに見えていても、当人には差し迫った喫緊のやり残しだったり、買いたいものだったりするわけだ。

外出規制のストレスでどうしようもなく不快だ。爆発寸前まできている。そんな人に出かけるな!待て!たむろするな! と責め立てるのは情け容赦ない感じがする。不要不急だの、無用だの、これらの言葉が最小限になる世界が早くやって来てほしい。

(ツツジは大型連休のころに満開となり、百花繚乱の初夏の入りを寿ぐ。いつもはそうだが、今年はどうなることやら)
宿直し子ども見守り起居ともに [2020年04月27日(Mon)]

fumihouse-2020-04-27T17_33_15-1.jpg【宿直】は「とのい」と読む。大昔、律令時代において宮中で昼夜にわたり貴人の警備を行う役割だ。今で言えば、VIPを警護するSPといえようか。

現代は「しゅくちょく」と読む。昼勤務の他に夜勤シフトで働くのが宿直である。ただし交通や人通りが途絶えた夜間にぶっ通しでする道路工事や電気工事は宿直とは言わない。休憩時間として睡眠が許される環境にあるのが宿直だ。むろん有事となれば眠る暇はない。

睡眠のリズムが崩れる。環境や寝具が違えば眠りも浅い、または眠れない。自ずと体調を悪化させ、疾患リスクが高まる。わたしもこの4月から月数回の宿直をするようになった。児童自立支援施設のわかたけ学園で宿直し、入所児童の見守りや世話をする。

家庭や学校にうまく適応できない児童に対して、職員が起居を共にしながら、生活指導や対人関係を学び自分の力で社会生活ができるよう支援するのが、児童自立支援施設の役割である。まずは職員が健康であること、これが肝心だ。たとえ新型コロナ蔓延期が来たとしても感染してはいられない。

今夜はわたしの当直。子どもたちが無事で何事もなく時が過ぎますように。よく眠れますように・・・。

(白雪芥子は木陰に咲く地味な花。英語名スノーポピー)
ケラケラと漢字が笑う人を見て [2020年04月22日(Wed)]

fumihouse-2020-04-22T18_47_07-1.jpg4月10日の虚構新聞が面白い。新型コロナウイルス感染対策として、政府が一部の漢字の使用自粛の要請を検討していると。なぜかと言えば、該当する漢字には「人」の字が複数含まれ、しかも密集しているため、ソーシャル・ディスタンシングが保てない危険な状態にあることが理由であると。

確かに、「傘」「卒」「俎」「俠」「挾」など該当する字がたくさんある。虚構新聞氏はこのままいけば、
≪ 感 染 し た 「 人 」 が 漢 字 の 中 か ら 脱 落 す る な ど 漢 字 崩 壊 を 招 く お そ れ が あ る こ と か ら 、 感 染 が 収 束 す る ま で は 、 原 則 的 に 「 か さ 」 「 カ サ 」 の よ う に か な 表 記 に 置 き か え る よ う 要 請 。 ま た 、 使 わ ざ る を 得 な い 場 合 で も 、 人 の 部 分 を 2 メ ー ト ル 以 上 離 し て 書 く よ う 強 く 呼 び か け る ≫と警告する。わざわざ文字間を一字分空けて記事を配信しているではないか。

実に楽しませてもらった。不確実な災禍の時だからこそ笑いが欲しい。ケラケラニヤニヤして免疫力を高めよう。

(ケラケラと黄色の菜の花)
思い立ち旅に出るのはいつの日か [2020年04月09日(Thu)]

fumihouse-2020-04-09T19_49_58-1.jpg【思い立ったが吉日】という言葉があります。重い腰が上がらないときがあり、やろうと思っていも投げたままになっていることが結構多い。だから、気が向いたときにすぐ行動を起こすことを、この言葉は勧めています。旅行などはその典型です。いつか行ってみたいあの場所にいつ行くか。「今しかない」というわけなのですが、今はその時ではないようです。

緊急事態宣言が出ています。不要不急の外出を自粛してほしいと要請しても、やっぱり人は出回り、感染者の数は増えるばかり。特に東京でこれ以上患者が増え続ければ、医療現場は完全に機能不全に陥ります。

今回のパンデミックによる非常事態宣言は、甚大な自然災害や原子力事故、戦争や内乱に等しいのです。多くの国民の健康や生命を脅かす危険が差し迫っている有事です。できるだけ、ステイ・ホームでいきましょう。思い立ったが吉日は、いずれまたということで。

(鈴蘭水仙は垂れ下がった形が、鈴蘭のようで水仙のようで面白い。道端に咲いた花を眺めるのもよろしいようで)
風吹けば思索深まり友喜ぶ [2020年04月06日(Mon)]

fumihouse-2020-04-06T22_46_10-1.jpg【風が吹けば桶屋が儲かる】という慣用句は、何事かが起こると思いがけない影響があるときに使われる。風が吹くと土ぼこりが立つ・・・・・増えた鼠が桶をかじって桶屋が儲かるという因果。そんな場合もあることをイコール(=)で結ぶから、いかにもそんなことになりそうな感じになるが、本来は不等号(>)にするべきであり、それを繋げても可能性はほぼない。荒唐無稽なジョークだ。

真っ当な連関では、いま人が不要不急の外出を止めると、モノが売れなくなり、サービスを利用しなくなる。お金を出さなくなって経済が縮んでいく。そして大不況。明日に緊急事態宣言が出るというこの段階では、ごく当たり前の因果関係である。

異なる因果を考えてみよう。人が外出しなくなると、積んであった本を開いて読み進め、思索が深まる。思いやりある態度をとれるようになって、友に会えないまでも電話やSNSで温かい言葉をかけるようになる。落ちこんでいた友はやる気が出て、楽しみを見いだす。

圧倒的な収入減を前に苦悶する方々がたくさんいる。30万円の給付をするという政府の施策を早く実行してほしい。いずれにせよ、世の中は当分内省の時節に入る。考えることが過ぎて鬱状態になっては逆効果ではあるが、この危機は人を思索へと導いてくれる。

(レンギョウが咲けば春が来る。いや、春が来るからレンギョウが咲くのか)
勇の字を必要としてこの時節 [2020年04月04日(Sat)]

fumihouse-2020-04-04T23_24_41-1.jpg勇敢であれ
 かつ臆病でなくてはならぬ

勇猛であれ
 かつ穏和でなくてはならぬ

勇断せよ
 かつ蛮勇を戒めねばならぬ
 (ふみハウス語録)
妄想か現実ばかり辞典かな [2020年02月22日(Sat)]

fumihouse-2020-02-22T21_11_30-1.jpg『妄想国語辞典』(著者はコピーライターの野澤幸司氏)を楽しく読んだ。ニカッとピリッと顔をしかめることもあった。※は私のメモである。

・ウエディングドレスでカレーうどん 【意味】リスクを伴う様。
※豪快にツルツルって食べてくれる花嫁さん、大好きになりそうだ。

・一瞬いい? 【意味】こみ入った相談のこと。
※わたしの近くにもいる。思わず伝染しそうになったが使わずに堪えている。

・映画館での咀嚼音 【意味】許しがたいもの。
※先日「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」を観たとき、豆をボリボリ食った。妻からうるさいと言われた。

・行けたら行きます 【意味】絶対に果たされない約束。
※10人中9人までは来ないだろう。来る者ならば、即行くと約束するはず。

・風邪をおして出社 【意味】ありがた迷惑な様。
※特に今は新型コロナウイルス蔓延中。誰もが疑心暗鬼になっているのでよくよく注意。

・関西人以外の関西弁 【意味】不快でしかない様。
※わたしもそう思う。関西弁のノリは軽快だが、他地方の者が真似するものではない。方言が消えていくなかで、関西弁に加えて沖縄を中心にした島言葉は残ると私は思う。

・漢字Tシャツ着てる外国人 【意味】真実が見えていない様。
※やたら差別的であったり、荒唐無稽、間違った漢字が使ってあってドキッとする。

・記録的な猛暑 【意味】恒例の・いつも通りの。
※記録的に暖かい冬が終わりに近づいている。この夏はどうなる? 春には暑くなるのかな?

・ケーキのフィルムについたクリーム 【意味】手を出さずにはいられないもの。
※舐めないようにはしているが、一人だとついついやってしまうもの。

・新幹線のシート倒し 【意味】気づかれないように実行すること。
※わたしもこっそりやっている。気後れしてしまうものなのだ。

・トビラ開けたら和式トイレ 【意味】げんなりする・期待はずれ
※洋式だけどウォッシュレットでないと残念だ。洋式でも「暖房便座」とテプラが貼ってあるだけだと尚更失望。

・何歳に見えます? 【意味】面倒くさいこと。
※あーホントめんどくさっ。そんなやつよくいるね。

・ハギワラかオギワラか【意味】決して間違えてはいけない選択。
※樋口(トイグチとヒグチ)、福田(フクダとフクタ)、山崎(ヤマサキとヤマザキ)、菅原(スガハラとスガワラ)、間違えそうなものはたくさんある。

・ブログのプロフィール写真  【意味】信用ならない・疑わしい。
※私のフェイスブック写真は1年前のもの。まだ許される。

・優しそうな人だね 【意味】当たり障りのない無難な答え。
※優しそう、いい人と言われたら嘆かわしく思わなくてはいけない。

・ログインIDとパスワード 【意味】必ず忘れ去られてしまうもの。
※使い回しはなりませんと厳命されるが、ホント管理するのは骨が折れる。3月ごとに変えろと指定してくるシステムもあって面倒極まりない。

(2020年東京五輪協賛のジャンボ宝くじも当てにならない代名詞。もちろん買った)
うたかたに浮かんで消えて泡の列 [2020年02月18日(Tue)]

fumihouse-2020-02-18T18_22_49-1.jpg「うたかたのように消える」という。うたかたって何だ? そうか【泡沫】と書くのだな。水面にできる泡。水泡(みなわ)ともいう。儚くすぐ消えてしまうものの譬えだ。うたかたの恋、うたかたの夢という言葉が浮かんでくる。

漢語では【ほうまつ】と読む。ほとんど話題にならない選挙候補者を泡沫候補という。最初は泡沫であっても、化ける候補者もいることがあって面白い。

≪ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし≫とは、方丈記の冒頭の一節。わたしが脳に収めた記憶も、脳から紡ぎだされた意識や言葉も、うたかたに浮かんでは消えていく。

(今朝は5センチの積雪。水気の多い雪はわたしの足跡を残したものの、うたかたのように消え失せた)
憂鬱は字画も思いも複雑で [2020年02月12日(Wed)]

fumihouse-2020-02-12T18_30_14-1.jpg【憂鬱】になると、考えがまとまらず不安で胸が締め付けられて、八方ふさがりになる。晴れ晴れとしない日が2週間以上続いて抑鬱状態になると鬱病を心配しなければならない。鬱という字はこの心理を表現するにふさわしい難解な字画である。

鬱には、激しく怒るとか、ひどい扱いをした相手を激しく憎み続ける意味もある。なぜ私がこんなに苦しめられなくてはならないのだ、くそッたれ!という恨み呪う地獄の責め苦である。

「木」と木の間に「缶」(酒を入れる蓋つき土器)があり、「※と器」(穀物を入れた容器)から「ヒ」(さじ)ですくって食べる「つややかな髪」は立ち込めるよい香りを意味する象形なのだそうだ。要は酒と美味しい料理の匂いが漂っている、好ましくてワクワクする元々の意味が、なぜか転じてしまった。

辛いことがあっても落胆してため息をつかずに、何か嬉しいこと、楽しいことを思い浮かべて、バラエティ番組でバカ笑いして、さっさと眠りましょうぞ。幸いにわたしは、そんな状況にはないので、今夜も夜更かしするかもしれない。

(憂鬱になったら口角を上げて、上を向いて空でも眺めるのがよろしかろう)
頑張ると顎がこわばり辛かろう [2020年02月10日(Mon)]

fumihouse-2020-02-10T08_11_22-1.jpg【頑張る】
鬱状態になっている人にとって、「頑張れっ」「頑張ってください」と言われるのはツラい。自分はすでに頑張っている、これ以上どう頑張れって言うのか、もう余力はないのを分かってほしいと感じるのだそうだ。

頑張るは、頑な(かたくな)に、頬を張り歯を食いしばって前を向こうと奮闘している状態だ。励ましや応援の言葉が「頑張れ」なのだが、両者の思いは一致しない。激励したつもりが、相手を追い詰めてしまっては元も子もない。要は頑張っている人、なかでも頑張り過ぎている人は心身ともに疲れている。余裕はないのだ。

代わりに使える言葉はないのだろうか。どんな言葉で励ましたらいいのだろうか。その点日本語は語彙が貧しい。

乗越えよ・乗り切れ・耐え忍べ・持ちこたえよ・踏ん張れ・闘え・こらえよ・くじけるな・屈するな・負けるな・あきらめるな・ネバーギブアップ・不退転でいけ・・・「励め」とか「勤しめ」と言ったら時代劇だ。

精を出せ・奮闘せよ・ガンガンいけ・必死にやれ・努力せよ・努力を惜しむな・努力せよ・力を尽くせ・力を振り絞れ・「けっぱれ」は東北弁だし「おきばりやす」は京都弁。使い慣れないと滑稽だ。「ファイト」も使うが疲れた人に喧嘩腰でやれとけしかけそうで問題だ。しかも命令形になるものだから、ますます難しい。

【顔晴れ】とあて字することもある。東日本大震災の時に使われた。わたしもよく使った。歯を食いしばると顎が疲れ筋肉が強ばる。意識して、ニッーと口角を上げてみよう。違う角度から、また頑張ろうと思えるさ。

(頑張り過ぎると力のポイントが外れる。梅のようにピントが合わない)
浪花節涙ほろりと義理人情 [2020年01月30日(Thu)]

fumihouse-2020-01-30T18_37_34-1.jpg手塚治虫がかつて、流行っていた宇宙戦艦ヤマトに関して、こんな感じで嘆いたそうである。

【浪花節】のヤマトが若い人に支持されている。科学の進歩によって明るい未来を招きたいと思って漫画を描いた自分としては、それを否定されたような気分だ。浪花節的な発想から日本は太平洋戦争を突っ走った。日本人はまだ懲りないのだろうか、と。

江戸の上方で流行った浪花節。今は浪曲というが、落語や講談に比べて影は薄い。義理人情を思考の中核として、多分にウエットで多感な物語である。おセンチで勧善懲悪で、自己犠牲のお涙ちょうだい物語(だと思う)。

日本人が汗と血で築いた大陸の開拓地、戦友が戦った末に海に沈み英霊となってあの世から日本を按じている。かの人々の意志を無にしてはならない。満蒙の大地も南洋の島々も死守しなければならない・・・その論理は確かに浪花節だ。決して科学的なものではない。

結果として三百数十万という日本人(植民地から徴発された人々も含む)の命が失われた。戦争指導者の愚である。もちろん世論の多くが熱烈に支持したこともある。

言動のベースが義理人情を重んじ通俗的で情緒的である浪花節的なるもの・・・そんな物語、映像は誰もが大好きだ。わたしもほろりと涙を流すことがある。手塚治虫の嘆きは今も続いている。

(桜色のシクラメンは浪花節? 別に何でもないさ)
リベンジを言い換えチャレンジいかがかな [2020年01月26日(Sun)]

fumihouse-2020-01-26T09_30_53-1.jpg【リベンジ】

松坂大輔が雪辱を果たす意味で使ってから、多くの人の口から出るようになった。1999年の新語・流行語大賞を受けている。

借りを返して次こそ勝つ、という強い決意を示す言葉であるが、未だに違和感がぬぐえない。復讐する、報復する・・・強い遺恨の気持ちが入っている。仇討ちして息の根を止めてやる!というような暗さを感じる。

世間が使う文脈では、再挑戦して次は正々堂々と勝ってやるという意味である。となれば語感が似ている【チャレンジ】と言うのがふさわしい。
狭すぎてキリ立てすらも出来かねる [2020年01月23日(Thu)]

fumihouse-2020-01-23T18_23_46-1.jpg【立錐の余地もない】
この言葉が突如気になった。秦国が他の六国を滅ぼして中華統一を果たした。滅ぼされた王族の子孫が暮らす土地などないと、秦の宰相・呂不韋(漫画キングダムに出てきた悪辣な男)が表現したという。

錐(きり)を立てる隙間すらない? そんなアホな。会場が超満員となって立錐の余地もないと言う。満員電車が乗車率300%になったとしても、錐の10本や20本入るってもんだ。中国人特有の大袈裟な表現なのだろうと思う。

よく言われるのが、李白の詩にある「白髪三千丈」。あまりに愁い過ぎて白髪が異常に伸びたとか。9キロメートルとはこれいかに? 化け物だ。

(伸びた白髪ではない。芭蕉の葉っぱの筋である)
1ミリも一寸もまたわずかなり [2020年01月18日(Sat)]

fumihouse-2020-01-18T13_45_58-1.jpg1ミリでも前に進むとか、1ミリたりとも許さないと表現されることが増えた。かつては、1ミリではなく一寸と言ったはずだ。

親指と人差し指の間を空けて、一寸(3センチ)だとけっこう広いように見えるが、1ミリだと狭い。蟻のはい出る隙間も許さないぞ、少しでも頑張るぞ! そんな感じをよく表しており、わたしは使ったことがないが、悪くないと思う。

かといって、わずかなことを例える際に、一寸が1ミリにとって変わられたわけではない。「1ミリのばし」「1ミリきざみ」「1ミリ先は闇」「1ミリ先の光陰軽んずべからず」「1ミリの虫にも五分の魂」 これじゃ変だよね。

(暖かい冬が続いて1ミリどころか、1メートルごとに春が近づきそうな気配。しかしセンター試験の今日明日は冷える)
前進し?を供えて幸せに [2020年01月17日(Fri)]

fumihouse-2020-01-17T08_08_27-1.jpg【福(aj】は、示偏のネ(示)が神に供え物を捧げる台を象形している。右側は神に献じた酒樽。福とは、神に酒をささげ幸せになるよう祈るさまを示している。

【福子】という人がいる。ふくこの他に、さきこ、さちこ、としこ、とみこ、よしこ。なんとまあ、たくさんの福子さんがいることよ。どうかお幸せに!

幸福とは前進の異名。前進することが阻まれる状況にあっても、諦めなければ幸福はすぐそこにある。

(春菊を入れて家族で鍋をつつく。これも幸せの一つのかたち)
依存してあるべきこの世はお互い様 [2020年01月14日(Tue)]

fumihouse-2020-01-14T08_14_58-1.jpg【依存】をどう読むか。ふつうは「いぞん」だ。アルコール依存、ギャンブル依存、買い物依存など、対象となるモノやコトに病的に寄りかかった状態、依存症である。

「いそん」とも読む。他のものに頼ることによって成り立ち、実体が規定されることだ。持ちつ持たれつで、必ずしも悪いイメージに塗り込められてはいない。辞書の上で、両者の解釈は明快ではないようなのだが、いぞん と いそん は違うように思う。

それがなんだというのかって? いや何でもない。ただ気になっただけ。ある事や物が存在することによって、他の事や物の状態を左右する関係。これはどこにでもあることだ。いや、この世の全てがそうだと言っても過言ではない。

(編み込んだセーターも機械に いそん し、着てくれる人がいてはじめて成り立つ)
さあ動け前へ進めとゲーテ言う [2020年01月13日(Mon)]

DSC_1589~4.JPGゲーテは言っている。

 生きているあいだ何事も先へのばすな、
 きみの生は、行為また行為であれ

三ヶ日に戻ったかのような賑やかしで各地の成人式を伝えるニュースバラエティ、ヘンリー王子夫妻が英国王室から出奔?、そしてフェイスブックのタイムラインにかまけて、テレビの前に陣取っていてはいけない。

先延ばしするな! 行為の連続であれ!とゲーテが言うとおり。きょうの行動を開始しよう。

(熟したトマトはきょうの太陽のようだ)
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