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強慾を意欲に換えて復活へ [2013年03月11日(Mon)]

__tn_20130311081235.jpg「欲」という字は谷が欠ける、窪んだところを満たしたいという望みを表現する。心を付け加えて「慾」とすると、欲望を貪る心中がさらに表現できる。Yahoo辞書大辞泉で【欲】【慾】を逆引きしてみた。

思いのほか性慾と類語が多いことがわかる。愛慾、色慾、情慾、肉慾、淫慾、獣慾、邪慾など、人間は色恋沙汰に悩みつつもその魅力から逃れられないらしい。

仏教では五慾を説くということだ。財慾、色欲、飲食(おんじき)慾(食慾)、名欲(名誉欲)、睡眠慾の五つである。慾には多くの人が苦しめられ、制御することが生きるテーマであったのかもしれない。自分一人の利益を求めようとする我慾や私慾に対し強慾であり欲情することは恥とされ、禁慾し無慾・寡欲であることが望ましいとされてきたにもかかわらず、ひとは欲望の虜にされてきた。

物慾や色慾といった飢餓が高じた餓鬼状態を表現しがちではあり、マイナスのイメージが強い。かといって欲は悪いことばかりではない。貪欲に知識を吸収する知識欲、それを社会貢献につなげたい貢献欲、新たな社会を創り出そうとする勤労欲や建設欲、絆をつなぎたいという連結欲、震災を乗り越えて復活欲・復興欲などなど、多くの意味でひとの意欲が試されるときである。

今日は鎮魂の一日であると同時に、復活への意欲を沸き上がらせる一日だ。
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