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幸せに魚を食べて日本人 [2012年12月11日(Tue)]

__tn_20121211222920.jpg「魚の国のしあわせ」というプロジェクトがある。おとぎの夢の国、そこに住む主人公がお魚というわけではない。魚離れがすすみ、魚介類の消費がぐんぐん落ちている日本にあって、水産庁が中心に進める魚食普及の計画である。

魚離れの原因は何か。骨があって食べにくい、水気が多いし保存が難しい、調理に手間がかかる、調理法を知らない、生ゴミがたくさん。。。。など考えられる。それに対応するために、「ファストフィッシュ」という言葉がよく使われるようになった。手軽においしく食べるために商品を開発し、食べ方も普及させながら、水産物の消費拡大を図ろうとするものだ。魚介類の国内流通消費量は10年で2割も減った。一人当たりの魚介類と肉類の摂取量は、もう何年も前から逆転している。全年齢層で魚介類主体から肉類主体へ移行し、魚食回帰への流れは見えない。

ところが日本の周辺海域は世界有数の漁場で、日本は魚介類の資源大国である。日本の海が含まれる太平洋西部北方面というのは、世界の漁獲量の2割を占めるように水産資源の宝庫である。地球全体で食料危機が叫ばれる時代にあって、豊富な魚を逃す手はない。

健康のことを考えると、肉類より水産物が優れているのは明らかだ。季節感を感じられるとか、ご飯とよく合うことも魚に長がある。魚離れを食い止め「さかなの国ニッポン」をために、魚の国のしあわせプロジェクトに期待したい。

魚を食べなくなったことには、私なりの考えがある。日本人が貴族化したのだ。別に、麿は○○でおじゃる、という言葉を使うようになったわけではない。大事なことを外部委託をするようになったのだ。食べるとは対象物の命をいただいて、代わりにこちらが生き延びるという厳粛な意味を持っている。残酷ではあるが、対象にとどめを差し、血抜きをし、肉をさばいて、調理することによってはじめて魚の調理は成立する。貴族はそれをしない。武力鎮圧など血を見る仕事は武士に任せて、自らは手を汚さずにいた。

すでに死んでいるとしても、魚をさばくことは命にとどめを差すことであり、気持ちのよくないことだ。肉類は肉片になったのちに消費者にお目見えするが、魚は必ずしもそうではない。だから貴族化した現代日本人にとっては、魚の調理は煩わしいものとなったのではないかと私は推測する。

先月紹介した『Re-Fish』の設立趣意には次のようにあった。

≪世の中がどう変わってゆこうとも、私たちが日本という島国に自立しようとするならば、
 魚のおかげをもって生きるほかはなく、日常生活の中で魚と日本人が遠ざかってしまうことは、
 すなわち国の力の衰退にもつながることと危惧しています≫

日本人が貴族化したということは、日本の力が衰退したことをひとつ証明しているような気がしてならない。魚食から日本の力を甦らせよう。
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