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今やるか意識は防災まず率先 [2012年12月05日(Wed)]

__tn_20121205215914.jpg名古屋大学減災連携研究センター長の福和教授の講演『防災から「減災」への転換』を聞く機会を得た。氏は、東京に親族が住んでいればすぐに呼び戻したほうがよいと。ともかく東京への一極集中は個人にとっても国家にとっても問題があり過ぎると強調された。

首都直下地震となれば東日本大震災とは桁違いで、南海トラフ巨大地震、富士山噴火と大断層が影響しあえば、一気に国の破綻ともなりかねない。広域災害時には相対的に人口が少ない地域は救助の優先順位が落ちるから、自助態勢を強めなければならない。幸いに日本海側は巨大な被害は受けにくい。だから無傷であれば太平洋側へ助けに行くこともできる。徹底して各地が防災力を高めていってほしいと。

それにしても、重要な建物が河川や湖沼の埋立地、海辺に集中している日本。例えば火力発電所はほとんどが海辺にあるが、火電は原発に比べ十分の一しかない。東日本大震災では火電の電源はすべて失われた。例えば、横浜の山下公園周辺には市役所、県庁など中枢が集中するが、関東大震災の瓦礫で埋め立ててある。当然地盤が弱く揺れて液状化もしやすい。東京スカイツリーの場所も元は湖沼地であり、あれだけ重要な電波塔をそこに建てる愚かさ。霞ヶ関官庁街、大手町虎ノ門のビジネス街も江戸の昔は入り江で、揺れが大きく激震地となるから、いざというとき役に立たなくなる。

気象庁など重要な組織に行ってみると、乱雑な上に家具等の固定が一切されていなかった。口やかましく自分が怒り続けたらやっと最近変わった、と写真をパワポで見せながら、島根県庁の実態もこのあと見学させてもらうと。また、緊急地震速報が県庁舎内で自動放送されるか、各学校で自動放送されるようになっているか点検をしてほしい。どんなにシステムがあっても実際に使える状況になっていなければ意味がないとおっしゃった。

安政の南海大地震(1854年)で紀州・広村の人びとを救った「稲むらの火」全文を読んだことのある聴衆は、3名だけだった。戦前は教科書に載っていたのに今は危機感が伝承されていない。明治三陸地震では津波に巻き込まれ死ぬ人びとの姿を絵に残したが、東日本大震災では死者の写真、流される人の映像はすべて隠した。結果として残念な死を忌み嫌って隠してしまえば反省は生まれず、津波は悲惨であることを実感として各人が取りこめない。

明治三陸地震で宮城県の死者が3,452人でそれが東日本大震災では11,497人(行方不明含む)と三倍に増えた。一方岩手県では18,158人から6,090人と三分の一に減った。岩手が県を上げて本気で取り組んだ結果である。科学技術の問題ではなく、自分の力で自分と家族を守る心を育てた。津波てんでんこの教訓的伝承が生きたことの証明であるという。

愛知県はこの17年(阪神淡路大震災以降)、建物の新築を抑え、耐震と事務用家具の転倒防止対策を徹底したという。氏が各家庭で家具の固定をしている人は?と聞くと、たった3人だけだった。先延ばしではいけない。防災減災システムの構築といった大きなことも、家や事務所の家具止めといった細かなことも、防災・減災の意識の現れである。約束してほしい。今夜帰宅したらすぐに枕元の安全を確かめ、必要があれば枕の位置を変えよう。さらに週末には家族で点検しさっそく対策を立てよう。家具固定の道具を買うためにホームセンターに行って、県職員が率先垂範してほしいと。災害を他人事と考えず、人任せにせず、自分の命は自分で守り、さらに家族・地域を助ける発想をもってやってほしいと強調された。
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