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スペインの弦に爪弾く神なれば [2022年12月05日(Mon)]

fumihouse-2022-12-05T10_23_03-1-thumbnail2.jfifアンドレス・セゴビアが、アメリカのホワイトハウスで1979年に演奏した映像を、ユーチューブで見ることができる。クラシックギターの奏法からレパートリー、楽器の構造、演奏会のあり方に至るまで根本的に変革し、栄華と名誉を極め、長寿を全うした(1987年に94歳で死去)。現代ギター奏法の父とも言われるが、一般に「ギターの神様」と呼ぶ。天才中の天才である。

キレッキレのスケールやアルペジオが硬質な音で響いたかと思えば、甘く深深たる音に転じる。慈愛と陶酔、決意と飛翔、さまざまな思いが心に去来する。一台のギターから紡ぎ出される多彩なセゴビア・トーンに酔いしれる。今でもあらゆるギタリストの頭にはセゴビアがいる。

ホワイトハウスの演奏会では86歳。もはや昔日の面影はない。音はかすれ、ミスタッチは多く、キレはない。だが、聴衆はかつてのセゴビア・トーンをレコードで聴いて知っている。老いさびて丸まった背中であっても、伝説の「神」を眼前にしたときに、かつての鮮やかさが蘇ってきたのではないだろうか。

そして「神」は老いて衰えてなお、ギターを手に取り日々に研鑽を積んでいる。その姿に生涯学び技術を深めることの大切さを感じたに違いない。セゴビアは練習中に心臓発作で亡くなったという。ギターの「神」はギターとともに逝った。

(絢爛たるカーネーションのとカスミ草の取り合わせ。セゴビアの演奏は、さらに百倍豪華と言えるかも)
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