老人の言葉に懲りて敬老よ [2021年09月15日(Wed)]
きょう9月15日は【老人の日】。かつては敬老の日として定めた休日だった。やがて敬老の日は祝日法の改正で9月第三月曜日に鞍替えし、9月15日は老人の日となった。そこから一週間を老人週間として、各種の敬老行事や施設入場特典が与えられる。
いまだに「老人の日」という呼称には馴染みがない。老人という文字には手垢がついた。しかも差別的な色合いがあるということで、一時使うのを躊躇した時期がある。おそらく全国社会福祉協議会の運動があったのだと思うが、経験を積んだ立派な人、君主に仕える徳の高い偉い人という意味がある老の字を埋もれさせたくない、という強い意志があったのではないかと想像している。 老という字は、「腰を曲げて杖をつく人」の象形であるが、なんとなくそう見えてくるが、老いてなおかくしゃくと杖をついてもいい、よき年寄りになりたいものである。 (若いタンポポのような老人だっているものさ) |