マンダラを広げて愚直な道一筋 [2021年03月09日(Tue)]
大谷翔平は高校時代に監督の薦めでマンダラチャートを作り始めたという。別名、マンダラート。3×3の升目の真ん中にテーマを書き、周囲八つの升に連想される項目をつなげる。その3×3升目の外には、同じ3×3が八つあって、次々と連想を広げて升目を埋めていく。全部で81もの項目が入れ子状になっており、本来アイデアを強制的にでも湧かそうとする発想法である。ひたすら升目を埋めて、頭を絞り出して単語をひねり出す。わたしも一度やったことがあるが、なかなか大変だ(以降やったことがない)。
大谷は偉大な野球選手になるための目標達成シートとしたから、大谷は二刀流で成功をおさめた。大谷のマンダラチャートは、3×3のマトリックスの中心に【ドラ1 8球団】、つまりドラフト1位を8球団から指名を受けるという意味だろう。周囲に配置された項目は次のとおり。 ■コントロール■体づくり■メンタル■人間性■運■変化球■スピード160キロ/h■キレ 丹念に考えをまとめて、実直に練習を継続して、力を倍増していく。大谷に超弩級の才能があることは言うまでもないが、愚直な繰り返しなしに成功は望めない。これは野球に限らない。 (カワツザクラが咲いている。あと10日もすればソメイヨシノが咲いて主役の座を譲る) |