立って見る座って見るか映画館 [2021年02月09日(Tue)]
映画は立って観たい。なぜなら寝てしまうから。立っていればさすがに寝入ることはない。眠ってしまって後悔しない。でも疲れるから無理だよなぁ。それに後ろの人に叱られる。
上映時間ギリギリに駆け込む。クルマを運転しながら間に合うだろうかと気をもみ、信号停止が多いとイライラし、駐車場でもたついたりすれば、なぜもっと早く準備しなかったのかと自分を恨む。チケットを買ってトイレに行き、席に座る。放心して疲れがどっと出る。眠くなるじゃないですか。 昨夜は床につく時間が遅かった。睡眠不足で入場すれば、やっぱり眠くなるのも道理では? ましてや場内は暗い。眠らないほうが可笑しいくらいなもんですよ。 ゆったりした音楽が流れ、心が弾むシーンがある。気持ちいいなぁ、思わず目を閉じて感慨にひたる。すると寝てしまうんだなぁ。自分では一瞬と思っていても、シーンが飛んでしまう。わたしはどこか遠くへ行っていた。いやぁ残念。 どんなに感動的な映画を観賞していても、映画館には眠る魔物が棲んでいる。ご注意あれ。 ホームシアターは贅沢としても、家で録画かDVDを見ればいいと言われるかもしれないが、ダメなんだなぁこれが。日常が周囲にある環境では、画面に集中できない。電話がかかり、来客があり、いつもと同じ家具調度類がそこにある。映画は非日常の体験。やはり見る環境もそうであってほしいのだ。 非日常で、かつリラックスする映画館という場。これ以上眠りに誘われる環境はないと思いませんか? (座席で眠っていると、映画に出てくる街角のシルエットが夢に登場するかもしれないな) |