三国志おちゃらけさいさい大昔 [2021年01月06日(Wed)]
![]() べらんめえ調でギャグ満載、史実には沿っていたものの、おちゃらけた映画に怒った歴史ファンも多かっただろう。わたしはというと、前半はケラケラ笑ってはいたが、後半は飽きて眠る時間もあった。主演大泉洋(劉備玄徳役)のおちゃらけのアクが強すぎたせいだろうか。それとも義兄弟の関羽、張飛に魅力がなかったせいだろうか。桃園の誓いから赤壁の戦いまでをなぞる必要があってか、エピソードが中途半端だったからだろうか。 新解釈ではない。遊びまくるお楽しみ映画。これもこれでよい。映画はエンターテイメントなのだから。橋本環奈演ずる諸葛孔明(ムロツヨシ)の妻が面白い。孔明は叡智に優れてはいない。ハッタリは効かせても知恵はない。全ては妻の智謀を元に演じただけだと。そんなウソっぱちに、大いに笑えた映画であった。 江南随一の美女小喬が山本美月かぁ。彼女も美人だがイメージが違うなぁ。群雄から抜け出た董卓(佐藤次朗)を腑抜けにする美女貂蟬を渡辺直美が演じた。ダンスが楽しい。あの腰の動きすごいなぁ。などと、映画の楽しみ方はいろいろあるもんだ。 (この斑入り(ふいり)のツワブキがいい。黄色い太陽を透けて見せてくれるように輝いている。三國志とは何の関係もない) |