丼を掻き込む姿日本人 [2020年11月15日(Sun)]
![]() 飯と具を盛って一気に掻き込む。もちろん戦後に多様化して今の全盛期を迎えているのだと思う。忙しくて早食いしがちな日本人の志向に合うのだろう。天丼、牛丼、煮豚丼、玉子丼、親子丼、中華丼、うな丼、アナゴ丼、カツ丼、海鮮丼、マグロ丼、イクラ丼・・・ヨダレが出てきそうだ。 欠点がある。箸ですくえないことがあるのだ。汁や具を吸ったご飯はバラバラして箸に乗りにくい。丼を持って食べる。韓国や中華料理の食文化で器を手に持つのはマナー違反だが、日本ではそうではない。 丼物の登場でマナーに変化が生じたのではないかと、わたしは想像している。丼に口を付けて豪快に口に掻きこむことも許容範囲である。食とは面白い。そして食文化の集大成としての丼物は、これからも種類を増やしていくことと思う。 (丼の飯の上に野イチゴの花を山のように乗せたらどうか。不味いだろうな) |