田園に激突十字路地獄見る [2020年05月08日(Fri)]
交通安全講習で、【コリジョンコース現象】を習った。事実としては知っていたが、その名を知らなかった。備忘録として書く。
コリジョンの意味は激突。十勝型事故、田園型事故とも呼ばれる。平坦で広い田園コースの続く十勝平野で多発したことから名付けられた。自動車だけでなく、航空機同士の衝突もあるとか。もちろん霧や雲で遮られたわけではなく、視界は良好である。 人間の視覚は、動いているものに比べて停止しているものを見つけにくい。双方が同じスピードで交差点に近づくと、相手の車が視界に入っても止まっているように脳が認識してしまうのだそうだ。高速のまま進入して事故が起こる。特殊な錯覚ではなく全ての人に起きる。交通事故の死者に占める割合が1割というから驚きだ。 周囲が田畑で見通しはよく障害物はない。相手は見えているのだが、動いている事実は見えていない。恐ろしい事故を起こさないよう、交差点ではよくよく注意しておこう。 (紅群れ咲く躑躅の丘が美しいのは、錯覚ではない。歩くとツツジが薫る) |