1ミリも一寸もまたわずかなり [2020年01月18日(Sat)]
1ミリでも前に進むとか、1ミリたりとも許さないと表現されることが増えた。かつては、1ミリではなく一寸と言ったはずだ。
親指と人差し指の間を空けて、一寸(3センチ)だとけっこう広いように見えるが、1ミリだと狭い。蟻のはい出る隙間も許さないぞ、少しでも頑張るぞ! そんな感じをよく表しており、わたしは使ったことがないが、悪くないと思う。 かといって、わずかなことを例える際に、一寸が1ミリにとって変わられたわけではない。「1ミリのばし」「1ミリきざみ」「1ミリ先は闇」「1ミリ先の光陰軽んずべからず」「1ミリの虫にも五分の魂」 これじゃ変だよね。 (暖かい冬が続いて1ミリどころか、1メートルごとに春が近づきそうな気配。しかしセンター試験の今日明日は冷える) |