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勝ちまくり白い鳳凰どこへ行く [2019年03月24日(Sun)]

fumihouse-2019-03-24T12_34_08-1-thumbnail2.jpg立ち会いが合わなかった。二度目に仕切ったとき、白鳳は仁王立ちしたまま高安をにらみつけた。腰を落としかけていた高安は、白鳳に応じて腰を屈めたままにらんだ。行司の「手をついて」の掛け声にも応じず、膠着状態は長らく続いた。

緊張感にすくんだのか、それとも見合って思い切りがつかなくなったというのか。私には白鳳が仕掛けた駆け引きに見えた。巌流島の決闘で武蔵が小次郎を長く待たせて心を不定にさせ、手段を選ばぬ勝ちにいったあれと同じだ。

分は悪くないとはいえ、相手は大関の高安。勝てば官軍、勝って14連勝を狙ったのか。寄って、ひねって、浴びせ倒し。高安は土俵下に沈んだ。体重と怪力と若さに優る1敗の逸ノ城と千秋楽決戦を避けるには、絶対に負けられなかったのは確かだ。

白鳳は品格のある横綱だと思っていた。日本語もうまく、日本によく馴染んでいた。バランスのとれた体躯に安定感。特に青と白の時代(わたしの造語)が終わって、サービス精神満点で賑やかしの朝青龍がいなくなってからは、白鳳は静かにでんと座るイメージから力士スポークスマンの趣が出てきた。口に慎みもなくなってきた。大相撲の屋台骨を支えて、並ぶものなき1000勝も越えて敵なしだ。

体力に不安が出て絶対的な強さが潜めても、やはり勝ちたいことは同じ。手段を選ばず勝ちに行く姿が昨日の高安戦なのだろうか。

(土筆は初々しく顔をだす。白鳳よ、初心忘るべからず)
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