知性派はパリの恋人つかみとる [2019年01月03日(Thu)]
|
製作は1957年。「ローマの休日」が1953年で大ヒットしたのでなぞらえて「パリの」、永遠の妖精のイメージで「恋人」を邦題に入れた意訳であろう。 名所がこれでもか、と出てくるミュージカルだ。凱旋門、シャンゼリゼ、セーヌ河、ノートルダム聖堂、ルーブル、エッフェル塔。ジョーとカメラマンのディック(フレッド・アステア)がラブストーリーを演ずる。ダンスの名手アステアに合わせてオードリーが優美にして可憐に踊る。そしてジョーがトップモデルへと変身するシンデレラストーリーとなる。 知性がにじみ出る粋なセリフがある。 (ジョー)Why am I so happy? なんで私そんなに幸せなの? (ディック)Because I say you are. 僕がそう言っているからだよ 女たらしが発する単発の言葉ではない。ポーズをとる際にディックは、ジョーの魅力を引き出すために的確な言葉で指示を出す。年上ということもあるけれど、実に知的でかっこいいのだ。ジョーが恋に落ちるのは当然と思わせる。 当時最新のカラフルな映像と、ゴージャスな衣装に理知と可憐が合わさったオードリーの容姿。正月に見るにふさわしい映画であった。 |



