薄曇り第九を聞いて歳をとる [2018年12月31日(Mon)]
歳末はベートーベンの第九を聞きながら、掃除をしたり片付けものをすることが多い。きょうは何をしているかというと、年賀状を書いている。遅いけれどもこれもひとつの大晦日なり。外には一昨日降った雪の名残が少々あるが、雲間から時折日も差して穏やかだ。
星々が駆け巡るように楽しげに 兄弟よ、自らの道を進め 英雄が勝利を目指すように喜ばしく 抱き合おう、諸人よ! この口づけを全世界に! シラーは第九の詩で人間賛歌を奏でている。牧歌的で優美な第三楽章のあとで、こうして歓喜の歌が流れる。歳末にふさわしい。 来る2019年は亥年。十二支では最後の年、時間にすれば亥の刻は夜の10時。猪は勇ましい、けれど制御は難しい。暗さを忍び、耐えるところは我慢して、進む時が来たならば決然と突進する一年でありたい。 読んでくださっている皆さま。この一年ありがとうございました。どうぞ良い歳をお迎えください。幸あれ♪(^o^)v (わが家のシャコバサボテン。洋名デンマークカクタス。蝦蛄のような花といわれればそう見える) |