負けないで希望のひかり一大事 [2018年12月25日(Tue)]
テレビからはヴィバルディの『四季』が流れてきた。夏、嵐のシーンである。激しく雷雨が地面に打ちつけ、風が木々を荒々しく揺り動かす。生活の全般で一大事だ。
全日本フィギュアのフリーが始まった。ヴィバルディに合わせ演技するのは樋口新葉。出場選手はすべてを賭けてこの場に臨んでいる。来年の世界選手権の出場を目指してスケーターたちは戦う。期待が寄せられプレッシャーに押し潰されそうに、ガチガチの緊張感で硬くなっているであろう。今が人生の一大事。 多くの人が一大事に臨んでいる。フィギュアのように華やかな場ではないかもしれない。四季の嵐は流れてこないかもしれない。それでもプレッシャーは強烈で緊張で手足が震えることはある。 一大事に敗れたとしても、命は取られない(ふつうは)。捲土重来を期して再挑戦ができるというものだ。全ての人が勝つことはできない。しかし、負けてもへこたれない、再起を期すことは可能だ。それはすなわち「負けない」ことなのだ。 (負けるな! 希望の炎を消してはならない) |