後悔が先に立たずと知ればなお [2018年10月30日(Tue)]
街の一角で建物が取り壊されて、更地になる。そのままのときもあるし、新しい建物が建つこともある。やがて忘れる。いつも通っていた道なのに、そこにはかつて何があったのか、思いあたらない。現時点の風景になじんでしまうのだ。
非日常だったのにもかかわらず、いつの間にか当たり前のことになってしまう。当たり前だと思っていることは、実は当たり前のことではない。皆がそのことを忘れてしまう。そのこともまた当たり前。 失ってはじめて大切だったことに気がつく。もっと大事に使っておけばよかった、もっとお話しておけばよかった・・・後悔先に立たず。これもまた真実。 (コリウスは、懲りるのか、臼を敷いてつぶすのか。いやいや、コリウスはコリウスでしかない、紫蘇の仲間) |