大金星決勝待つ身日本人 [2018年03月17日(Sat)]
大坂なおみがパリバ・オープン準決勝で世界ランク1位のシモナ・ハレプを撃破した。錦織圭が力を落とすなかで、大坂の快挙に期待が高まる。
昨年秋の香港オープンで大坂がビーナス・ウィリアムズを破ったとき、握手をする前に小さく会釈をして元女王に敬意を払った。それから握手をしたことが絶賛されている。 その敬意の表し方に謙遜な日本文化を感じるところではあるが、幼少期まで日本で過ごした経験を持ち、日本人DNAを持つとはいえ、錦織圭も含めて米国拠点の選手であることに違和感がある。大坂のたどたどしい日本語に米国を強く感じるのだ。横綱白鵬が流暢な日本語を話し、相撲という日本文化に敬意をはらうのとは対極に外国人の色彩が強い。ノーベル賞を受けた日本人科学者の多くが、日本の研究環境に飽きたらず、米国に出ていった人たちだ。それと同様の違和感があるのである。 でも、まっ、いいか。大坂なおみの決勝戦に期待しよう。 |