帰宅とは命令されてするものか [2018年01月22日(Mon)]
東京や神奈川方面に大雪が降っている。#帰宅命令 でリンクしたツイートが多数。会社が帰宅命令を出してくれない、帰宅命令が出たので降りしきる雪中を駅に向かう、帰宅命令がでない企業はブラックだ、駅へ行ったはいいけれど入場規制でホームにすら行けない・・・。
客商売なら如何ともしがたいかもしれない。そもそも交通機関関係者は帰宅はせず、泊まり覚悟の夜だろう。やむを得ない勤め人は除いて、どうしてこうも指示を待っているのか不思議だ。一斉に退勤すればラッシュになるのは目に見えている。雪で交通機関は障害がでて、思うに運転はできない。天気予報はあれだけ早くから警戒を呼び掛けていたのだ。午前中にさっさと休みを取って帰る選択も可能だったはず。 そんな勝手はできない!と言ってはいけない。非常時なのだ。顧客だって打ち合わせの日程をずらすことに同意するだろう。店が休みでも客は納得するにちがいない。帰宅命令がでないと帰宅できない会社そのものがブラックと言えるのかもしれない。社員が自主判断がしないことで、自らブラックの度合いを高めることに問題がある。それはブラックか否かということではなくて、働き方の問題だ。家が近くにあって歩いてでも移動できる人は、残って銃後の守りを固めるのもよいだろう。さまざまな判断が適切に分散されることでリスクも分散する。生き物とはそうして進化し、絶滅を免れてきたはずなのだ。 (家々の庭に実って収穫されていないミカン類も、この冬は白い帽子をかぶることが多くなる) |