新月の神在月に神よ来い [2015年11月12日(Thu)]
今日は新月の日。月が太陽の内側に隠されて真っ黒になる。新月ということは旧暦で言えば一日。旧暦の十月が始まった。十月ということは全国的に神無月、ここ出雲では神在月である。市内に貼ってあるポスターも「神在月 出雲」。こんなコピーがある。
≪「神在月」、それは出雲だけが許された 旧暦十月の呼称。≫ 十月十日(今の暦で11月21日)の夜から全国の八百万の神々を迎え、出雲大社でもってさまざまな縁結びが相談されるらしい。 こうしたイリュージョンは先に言った者勝ちである。広めた地域が先行して優位に立つ。古代出雲の豪族が大和政権との争いに敗れ、利権を手放したことにまつわるのかもしれないが、わが国・出雲はなかなかうまいことやったものだと思う。 (出雲に咲くホトケノザ。キク科の黄色いコオニタビラコが本来は仏の座らしいが、この紫蘇の仲間の紫色のが、いかにもそれらしい) |