夏空に吸いて入って始発便 [2015年07月20日(Mon)]
飛行機が滑走路に向かおうとするときに整備士が敬礼。出発便に手を振る:::::私たちが万全を期して送り出す機体です。ご安心ください。どうか乗務員とともに、ご無事で、楽しいフライトとなることを願っています。また帰ってきてください。お待ちしています:::::そんなメッセージが込められている。
セッカが鳴いている。草むらで規則正しく甲高く、キュッキュッと鳴いている。雀は展望デッキのフェンスの上でチュンチュン鳴いている。滑走路の端に行き着いたJALの始発便は加速を増して疾走する。半ばを越えるとまずは前輪が上がり、全体が浮く。ジェットの加速にまかせて宍道湖上空の空に突き刺さる。 飛行機は空を独り占めして飛んでいく。枕木山を下に見下ろし空を行く。右手の伯耆大山もよく見えるだろう。西の方から晴れが寄せてくる。太陽を穏やかに覆っていた雲は脇役とばかりに蹴散らされていく。陽光がまぶしい。暑い一日が始まった。今日の最高気温予想は、松江も東京も33℃。 (暑さが降ってくる出雲の夏空にムクゲが満開となった) |