心地よし父の胸にて寝入る子よ [2015年01月26日(Mon)]
![]() 丸坊主でメガネを掛けている。かつての息子に似て可愛い、と妻とヒソヒソ話をした。あのころ息子は弱視の遠視であることがわかって、メガネを掛け始めた。 よく眠った。はしゃいでいたり、興味深くものに目を凝らしていたと思ったら、眠っていた。公衆の面前では騒がずにいい子にしていたから、そういう面では育てやすい子だった。その彼がガクンと首振り眠る様子を思い出したのだった。その息子もいい年になった。もうじき結婚する。彼の成長を喜ぶとともに、歳月の重なりを感じた。 コンサートも終盤になって当のメガネくんは目を覚ました。焦点の合わないぼっーとした目つきで父さんに抱かれ続けた。満足げな顔つきをしていた。これもまた可愛らしい。 |