• もっと見る

«ヒーローは陰も表も像結び | Main | 人間のドラマを独白岬カフェ»
<< 2024年03月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
検索
検索語句
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ
最新コメント
https://blog.canpan.info/fumihouse/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/fumihouse/index2_0.xml
最新トラックバック
台風は人智を超えて怖いぞと [2014年10月12日(Sun)]

fumihouse-2014-10-12T15_58_42-1-thumbnail2.jpg台風19号は弱くなってきたとはいえ、中心気圧965ヘクトパスカルの強い勢力を保ち、最大瞬間風速50メートルで奄美大島の近くを北東に向かっています。今は出雲では風雨はないものの、明日の大荒れをみこして中止されたり短縮されたイベントが多くあります。

台風19号といえば、1991年(平成3年)の台風を思い出します。忘れることができません。9月27日、長崎・佐世保に上陸したときの中心気圧が940ヘクトパスカルでした。再び海上に出て勢力を落とすことなく日本海を進み北海道まで至りました。その間、多くの死者を出し列島全体に甚大な被害を与えています。九州では山林が軒並みなぎ倒されました。瀬戸内海沿岸では高潮や塩害が発生し、広島・厳島神社が破壊されたのが記憶に残っています。青森では収穫前のリンゴがひどい被害を受けました。

なぜ大変な被害を出したかというと、まず元の勢力が強かったこと、しかも日本海を通ったため衰えなかったこと。偏西風にあおられて台風がスピードを上げるとき本来の風速に加算した風となったためより強くなったこと。台風の恐ろしさを知らない東北や北海道を直撃したこと。それらが合わさって何十人もの方々が亡くなられたのです。

真夜中の直撃時になすすべはありませんでした。何度も押し寄せてくる恐ろしい声を上げる風。屋根の瓦を持ち上げて飛ばしそうになります。実際十数枚の瓦が飛んでいましたが、屋根ごともっていかれたお宅もありましたから不幸中の幸いでした。風雨が窓ガラスを叩きつけ、いつガラスが割れやしないかと不安でした。いざという時に備えて布団をかぶっていましたが、破れて風が吹き込んだとすれば布団など役にたたなかったでしょう。恐ろしい1時間が何時間にも感じられたものです。

超のつく巨大台風、910ヘクトパスカルを超えるものをスーパー台風といいます。数年以内に日本でもそうした凶暴台風が襲う可能性もあります。温暖化が進み海水温度が高くなれぱなるほど、スーパー台風は多くなるでしょう。ともあれ今回の19号が最小の被害におさまりますように。
コメントする
コメント