ボリボリとチョコを喰うこと嬉しいな [2014年02月11日(Tue)]
聖バレンティヌスの殉教の日2月14日の前後に、キリスト教圏では長らく恋人たちがカードを交換しあっていたらしい。女性から男性へという一方通行ではなく、クリスマスカードを送るように相互に送る習わしだ。
女性から好きな男性にチョコを贈るという2・14バレンタインデーが始まったのは、1968年からという説もあれば、神戸のモロゾフが1936年にチョコを贈ろうと宣伝したのを起源とする説もある。いずれにせよ、チョコを贈るという習慣は日本独自のものであり、1970年代から広まってきたのは間違いない(私が初めてもらったのも1972年だったような…)。 チョコ=愛の告白という生真面目なものから、2・14の意義は変わっていく。義理チョコの登場だ。上司や同僚に盛んに渡されるようになったが、今は廃れた。中学生や高校生、大学生まで女性同士で贈り合う友チョコが今は主流である。もちろん本当に好きな人に贈る本命チョコは秘やかに贈呈される。自分で買って自分で食べるのが、ご褒美チョコ。この単価は相当高いということだ。 数年前から生花店の業界が男性からフラワーバレンタインを贈ろうと仕掛けている。定着しているとは言い難いが、男性(西洋人)が女性(これもミニスカートの西洋人)に花束を捧げ女性が嬉しく戸惑っているというローズレッド色をベースにしたポスターが、今年は街中に目立っている。薔薇の花束がいいよ!という意味だろう。 この時期はデパートやスーパーの特設売場はチョコだらけ。私が買うことはないが、見ていると飽きない。こんな包装があるのか、こんなに高いのかと驚きは尽きない。日本人一人あたりのチョコ消費量は年間約2キロ。2月に2割以上を売るようだから今は商売どきだ。ただ、あれだけ多くの売場にあるわりには、2割程度かとも思う。となると日本人は相当チョコ好きだとみえる。年中チョコを食っている。 私も大好きだ。実は鞄の中には緊急用という名目でブラックの板チョコが入っている。手持ちぶさたで腹が減ったときには、緊急時とみなしてボリボリ食っている。実に美味しい。滋養強壮に効くと言われていたのは戦前のことだが、美味しいチョコレートを口に含んで、幸せいっぱい、疲れを癒そう 。 |