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珈琲の薫りと味にひたされて [2013年09月05日(Thu)]

__tn_20130905194745.jpg珈琲は健康に有害なのか、それとも益なのか。興味深い研究成果がでた。まずは前提としてカフェインは劇薬であること。10gが致死量。強心剤や中枢神経亢進剤として適度に投与すると薬となる。10gというとコーヒー100杯分なので死ぬ心配はない。ご安心を。

そこまで飲まなくても、55歳未満で週28杯以上(1日に4杯以上)コーヒーを飲む人は早死にする。先日報道されたアメリカの医学専門誌掲載に関する記事である。20歳から87歳の男女約4万人を16年間にわたって調査したところ、55歳未満で1日4杯以上飲む人は飲まない人と比べて死亡率が男性で1.5倍、女性では2倍に上るという。4杯未満や55歳以上の年齢層では有意な差はなかったとか。これから言えることは、若い人はコーヒーの飲み過ぎに注意すべしということだ。

コーヒーの成分がどう結びついて死をまねくのかは全く不明であるが、コーヒーを大量に摂取する人は喫煙者であったり、運動不足といった傾向があることも、死亡率を高める要素となるとの指摘がある。これまではコーヒーには病気の抑制効果があると言われていた。ポリフェノールに癌抑制効果があり、抗酸化作用が糖尿病を予防する、あるいはアルツハイマー病のリスクを減らすというものだ。

一方で、ニューイングランド医学誌に公表されたデータが昨年5月に報道されている。米国の50歳から71歳の男性22万9千人と女性17万3千人を対象にした疫学調査である。最長14年の追跡調査で確認された死亡によって、生活習慣とコーヒーの相関関係がわかっている。

ここでもコーヒーを多く飲むグループのほうが死亡率が高いことに変わりはないが、コーヒー多飲グループは少飲グループに比べて不健康だという。喫煙、多量飲酒、肉の多食、野菜や果物の少食である。そこで、不健康要因の影響を統計的に除去して分析すると、コーヒーを多く飲むほど総死亡率も低くなる傾向があったという。

コーヒーを飲まないグループの総死亡率を1とした場合、1日1杯未満が0.99倍、以降徐々に下がり6杯以上で0.85倍であったという。嬉しい数値だ。死因別に見ても、コーヒーを多く飲むグループは、癌を除き、心疾患、呼吸器疾患、脳卒中、外傷や事故、糖尿病、感染症による死亡リスクが低かったという。トータル40万人という大規模で長期間にわたる追跡調査。こちらを信じて私はこれからも楽しい珈琲タイムを過ごそうと思う。美味しい珈琲をたくさん飲みたいなあ。

死ぬか死なないか、もちろんそれは統計的な話。コーヒーを飲むことと死の因果関係は明解ではないし、私自身の死とは即につながらない。むしろ恐れすぎること、反対に信じて際限がなくなってしまうこと、が恐いことだ。
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