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苫小牧のおいしい水〜源流を訪ねて[2016年07月01日(Fri)]
 苫小牧の水は、とても美味しいです。
 
 その秘密は、樽前山ろくに降った雨が、

長い年月をかけて地中で濾過され、
(100年とか200年とかだったような)

適度なミネラルが含まれて家庭に届くからです。

 また、一本の河川を複数の自治体が上下水道に利用しているわけではないので、

源流〜河川〜浄水場の間に下水が流れ込むことが無い

ということも大きな理由です。

 苫小牧市の水道は2つの河川から取水していますが、

先日、その源流を見てくる機会があったの紹介します。


 最初は、フクとまの宿舎も配水地域になっている

錦多峰(ニシタップ)川の源流部分。

スクリーンショット(2016-07-01 5.53.45).png

 去年(だったかな?)、源流が崩落したそうで、

ロープを使って3、4メートル降りなくてはなりません。

 湧き出し口。

スクリーンショット(2016-07-01 5.57.02).png

 この他に、3カ所くらいから湧き出しており、

けっこうな水量でした。

 北海道の河川は、

キタキツネによるエキノコックスによる汚染の心配が有り、

どんなにキレイでも小川の水は飲めませんが、

湧き出しているところはその心配が無いので飲めます。

 冷たくて、ちょっと甘みが感じられてとても美味しかった。

 これがやがて大きな川となって錦多峰浄水場に届きます。

スクリーンショット(2016-07-01 5.57.19).png

  
 この後、錦多峰浄水場を見学に。

スクリーンショット(2016-07-01 6.24.03).png

 セグロセキレイが遊びにきてた。

スクリーンショット(2016-07-01 6.24.14).png 

 こいつって、巣立ちの練習中に、

よくカラスに襲われて食われるんだよね。


 錦多峰川は苫小牧市の西端の方。


 次は、東側の方の高丘浄水場の取水河川の一つ

幌内(ホロナイ)川の源流を訪ねました。

 スクリーンショット(2016-07-01 6.29.18).png

 錦多峰川の湧き出しに比べれば水量が少ないね。

 空を見上げるとこんな感じ。

スクリーンショット(2016-07-01 6.30.05).png

 ここから高丘浄水場を経由して家庭に。

スクリーンショット(2016-07-01 6.30.44).png

 ちょっと濁らせてしまった。


 そういえば、錦多峰川源流付近の開けたところに

たくさんのカラマツ?トドマツ?の幼木が生えていた。

スクリーンショット(2016-07-01 6.04.33).png
 
 おそらく天然更新だと思うから、

 平成16年の台風19号の後に生えてきたものか?

 この台風で、樽前山麓の森林はかなり破壊されたからね。

 それだとしたら、12年経ってもこのくらいの高さなんだね。

 
 こんなに時間をかけて育つ樹々に、

私たちの飲み水や川と海の魚は守られ、育てられているわけで

あらためて森と大地を大切にしなくちゃと思いました。

 

 泊原発が福島原発と同じ様に爆発したら、

規模や風向きによっては、

ここも汚染されるわけで、

やっぱり、原発は要らないなあと思いますね。

 失うものが多すぎるよ。

 「今」だけじゃなくて「過去の自然と人の積み重ね」を失い、

「子どもと自然の未来」を破壊するわけだし。

 地球の歴史から考えれば

 一瞬にしかならない「ヒト」が己の便利と快楽を得るために、

星の瞬きほどの一瞬の事故で、

長い長い時間を費やしても消えない不安を抱え込むわけだ。


 やっぱり原発は要らないわ。
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