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『ふくしま學の会』

『ふくしま學の会』は「学びの共同体」を志向した有志による学習会で、子どもたち一人ひとりの学びの成立を保障する授業のあり方の研究しています。


第38回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2023年03月19日(Sun)]
 2月25日(土)須賀川市教育研修センターにおいて、第38回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内の小・中・高・大学から約20名が参加し、充実した研修会となりました。

 二瓶 裕一先生(天栄中学校)提供の中学校英語科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、村瀬 公胤先生(麻布教育研究所)から指導・助言をいただきました。

 今回、講師の村瀬先生はパレスチナに出張中ということで、オンラインでの指導・助言となりましたが、現地の様子や教育事情もご紹介いただきました。

 会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、参加いただいた先生方、7時間の時差の中オンラインにてご助言してくださった村瀬先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○ 生徒がとても真剣に考えていて、興味を持っているのが伝わってきました。はじめは文法的にどうなんだろう?と考えながら見ていましたが、人が言葉を話し始めるときは、文法うんぬんよりも知っている単語で思いを伝えようとし、きちんと伝えようと思って文法の必要性を考えるんだよな、と思いました。興味を持たせて真剣に考えさせる、授業の新たなヒントを得られたように思います。

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○ 生徒さんたちが本気で考える授業、確かに「学び」があると感じました。小学校は、にぎやかに歌い、語り、シェアし合うのが当たり前と思っていましたが、自分の伝えたいことが先ずあり、それを表現するためのツールとして英語に接するようにさせることが大切なのだと、村瀬先生のお話から実感しました。もう少し、子どもたちに考える時間をたっぷり持たせ、じっくり待てる英語学習を実践したいと思います。

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○村瀬先生のお話の中に、「イイタイコトは何か気づく」とあったところが、自分の中で思い当たるところがありました。何か話そうとして、つまって、イイタイコトの中心はどの言葉(表現)か、すごく悩みますね。授業の見方、目のつけどころを毎回自分の中で再確認できるので、研修会をありがたく思っています。

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○本日の研修会を通して、あらためて、子どもたちの思考の場を与えることの大切さを学んだ。アウトプット主体の授業やタブレットで二択する活動、ゲーム中心の英語の授業とは別に、課題に対し、辞書を活用しながら、互いの考えを共有し合いながら考えを創り上げていく過程に、学ぶ喜びを感じている子どもたちの姿があった。

今年度は、3年ぶりに通常通りに5回の研修会を開催することができました。参加してくださった先生方、開催にご協力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。令和5年度についても5回の開催を予定しております。
 近日中に令和5年度の計画を公開いたしますので、よろしくお願いします。
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