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『ふくしま學の会』

『ふくしま學の会』は「学びの共同体」を志向した有志による学習会で、子どもたち一人ひとりの学びの成立を保障する授業のあり方の研究しています。


第43回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2024年03月07日(Thu)]
 2月23日(金)須賀川市教育研修センターにおいて、第43回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内の小・中・高・大学から約15名が参加し、充実した研修会となりました。

 野崎 三恵子先生(須賀川市立稲田学園)提供の小学校道徳科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、村瀬 公胤先生(麻布教育研究所)から指導・助言をいただきました。

 会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、参加いただいた先生方、ご助言してくださった村瀬先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○自分の考えを持ち、たくさん書けているところ、友だちの話に真剣に耳を傾けているとっころ、何よりも児童同士で集中して学べているところに日々の指導の積み重ねを感じました。見習いたいと思います。村瀬先生には、授業の中で児童が見せるちょっとした姿にどのような良さがあるのか具体的に取り上げてご指導いただけたことが勉強になりました。先生の見とる力、見抜く力、少しでも自分自身でも高められるようにしたいと思いました。
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○野崎先生の授業では、子どもたちが自分で考える(友だちの考えをもらいながら、比べながら考える)活動が上手に組み込まれていて、本当にずっと集中して考えていて自分の身になるだろうなあ、と感じました。ここまで子どもたちを育てているのがすごいと思いました。「一朝一夕にできることではないので、目的を持った日々の積み重ねが大事だなと思いました。村瀬先生のお話では、全然気づかなかった視点からの切込みにびっくりしました。言われてみると確かにそうで、納得です。子どもから出た突飛な意見でどう授業をつくっていくか難しいです。でも、そういう意見を大事にしていきたいです。
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○話すことよりも「聴くこと」から多くを学べること、本当の道徳とは?素敵な子どもの雰囲気(集団)とは?そもそも、道徳をなぜ学校でやるのか?など短いながらもたくさん考え合うことができる時間となりました。
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○子どもたちの仕草や表情などから授業を深く分析していくことを、改めて考えさせられました。特に課題を抱える子どもたちの姿から学ぶことが、誰一人取り残さない授業になっていくことができると思いました。
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今年度も5回の研修会を開催することができました。参加してくださった先生方、開催にご協力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。近日中に令和6年度の計画を公開いたしますので、よろしくお願いします。
第42回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2024年01月29日(Mon)]
 1月27日(土)須賀川市民交流センターtetteにおいて、第42回『ふくしま學の会』研修会(拡大大会)を開催いたしました。県内外から約40名が集まり、充実した研修会となりました。今回は会津からの参加者や大学生も多く、また栃木県や新潟県からの参加者もおり、先生方の熱い思いに事務局もパワーとやる気を頂きました。

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 早川雄一郎先生(福島市立松川小)提供の小学校社会・浅岡久恵先生(須賀川一中)提供の中学校数学の授業動画視聴とそのリフレクションを行い、その後、佐藤 学先生(東京大学名誉教授)から指導・助言をいただきました。

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 最後に、探究と協同の学びのイノベーションをテーマに佐藤 学先生の講演を行い、参加者全員で考えることができました。

 すばらしい会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、参加いただいた方々、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○早川先生の授業を拝見し、地域教材により、通常なら教科書の説明(言葉のみ)の捉えで終わってしまうことが、子どもたちにとって深みのある学びになっていたと感じます。「御恩と奉公」の本時では「御恩」について本気で考え、根拠をもってタブレットに書いていました。社会科におけるRS力は資料(絵、グラフ、年表…)を通して伸ばす、その姿を拝見することができました。浅岡先生の授業では、「苦手教科」として取り上げられる数学に、生徒が2問の問題に集中して取り組む学び合いの姿を見ることができました。とても子ども同士が良好な関係で、つまずいていることも自分の考えも男女関係なく伝え合い聴き合える学級だと感じました。50分を2問で学び合える授業はあまり見たことはないので、子どもたちにとって「学びたい」という課題だったのだと思いました。学先生の講話、いつ拝聴してもユニークで刺激を受けます。また、新たな気持ちで学校運営・授業に取り組んでいきたいです。

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○久しぶりに参加させていただきました。とても良い刺激と活力を頂きました。日々のやるべきことと都度の対応に追われ流されている自分を改めて感じ反省しました。もう一度リセットして何を大事にしていくのかしっかり持ってまた地道に1つ1つやっていきたいと思います。志ある先生方のお話が聞けて良かったです。学先生のお話もいつも新鮮で、面白いです。自分が見ているもの・思っているものが当たり前ではないと思い知らされます。授業では子どもたちが考える時間をたっぷりとること、様々なツールでいろいろな学び方ができる環境を用意しておくことで、グループの学びも活発になっていくんだと思いました。有意義な時間でした。

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○2つの授業からは、使用する教材や指導の面でいろいろな学びがありました。そこに至るまでの先生方の苦労や学級の様子等を踏まえた様々なお話もお聞きし、本日見せていただいた授業ができるまでのプロセスからもたくさん考える視点を頂きました。佐藤学先生のお話を聴き、今まで何気なくやっていたことがつながりました。私は大学で授業をやっていますが、そこでも応用できそうなことがたくさんあると思いました。また、「どんな教材・課題にしようか考えるのは楽しいな」と改めて思いました。また紹介された事例を通して、学校を変えていくには、やはり授業は大切だと感じました。そして、授業について改めて振り返り、新たな学びを得られる今日のような機会はとても貴重だと思いました。

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○今回初めて研修会に参加しました。学先生のお話は市の講演会でお聞きしたことがあり、自分が今まで思っていたことと先生のお話がつながり、もっと具体的に学びたいと思っていました。勉強がきらいな子に学ぶ楽しさを味あわせることができるのはジャンプの問題なんだなと今日感じました。「子どもの事実から学ぶ」「見ることは子どもに共感すること」「注意して直すではなく共感して励ます」ということを月曜日から意識していきたいと思います。

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○久しぶりに参加させていただきました。佐藤学先生のお話を聴く機会を頂きありがとうございます。授業実践から学ぶことができ、とても良かったです。元埼玉大学の庄司先生とグループ協議もでき感動しました。次回も楽しみにしています。

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○私は小学校教員を目指しているため、早川先生と浅岡先生の授業実践やリフレクション、佐藤学先生のお話からたくさんのことを学ばせていただきました。早川先生の実践では、地域教材を用いた、歴史が自分事になる学びの様子から、子どもが学びに向かうにあたって子どもに身近なものを滑油することで、自分事になりにくい歴史もイメージを膨らませやすくなるのだと気づきました。浅岡先生の実践では、具体物を用いて生徒の思考をサポートしたり、生徒同士の対話による学びを尊重したりされる先生のお姿から、いつか私もあんな素敵な素晴らしい授業ができるようになりたいと強く感じました。佐藤先生のお話からは、語りつくせないほどの多くのことを学ぶことができました。本当に貴重な経験をさせていただきました。特に、抽象的思考力を高めるためには機能的に学ぶ必要があること、ジャンプの課題でわからないことをいっぱい貯めながら夢中になって学ぶこと、子どもの事実から学ぶことなど、学先生に教えていただいたことは将来教師になるまで忘れず、実践できる教師になりたいと思いました。また、今日、私自身が学ぶことの楽しさや面白さを再確認させていただきました。今日の学びを今後に生かしていきます。

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次回「第43回『ふくしま學の会』研修会」は2月23日(金)開催予定です。
第41回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2023年10月17日(Tue)]
 10月9日(日)須賀川市教育研修センターにおいて、第41回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内外の小・中・大学から約20名が参加し、充実した研修会となりました。

 渡部 仁史先生(白江小)提供の小学校国語科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、庄司 康生先生(前埼玉大学)から指導・助言をいただきました。また今回は東海国語教育を学ぶ会の石井順治先生も参加され、一緒にリフレクションを行った後、お話を頂きました。

 会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、石井先生をはじめ参加いただいた先生方、ご助言してくださった庄司先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○参加者の先生方の見取りについてお聞きしたことで、子どもの学びの姿がより明確になった。見取り方を参考にして、自身の授業中の見取りに活かしていきたい。初めての参加でしたが、様残な立場からのご意見をお聞きすることができて非常に勉強になりました。

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○子どもにじっくり考えさせる時間をたっぷり与え、それをじっと見守ることのできる渡部先生の温かさ・心の広さに感銘を受け、また、子どもを大切にしようと改めて考え直すきっかけをいただきました。参加者を巻き込んでの庄司先生の講演、他の方の思いや考えを伺いながら学ぶことができ、とても有意義でした。思いがけず石井先生のお話を伺う機会をいただき、遠方から来た甲斐がありました。教師としてのあり方、子どもへのまなざしを見直すことができました。

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○「学びは個である」「必要な時に他者とつながる」ということを再確認しました。聴きあえる関係を低・中学年から育てていくことを大事にしていきたいと考えました。石井先生のお話も大変貴重でした。「他者からの学びができない人は協同的な学びはできない」は心に刺さりました。

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○子どもたちがとても穏やかな表情で学びに向かっていることを感じました。授業は学校の命と言いますように、授業を参観すると学級経営を垣間見ることができます。こどもたち一人ひとりを大切にされている渡部先生の授業観・児童観が今日のリフレクションでわかりました。とても刺激になりました。聴きあえる子どもたちが学び合える(この学びを深めることができる)子どもたちを創っていくことを改めて意識していきたいと思います。

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○「他者から学ぶ姿」という言葉がとても印象に残りました。子供同士が他者を通して学ぶ姿を実現するために日々の授業一つ一つの取り組みから変えていきたいと思います。

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 次回、佐藤 学先生をお招きしての「第42回『ふくしま學の会』研修会」は1月27日(土)に開催します。
第39回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2023年06月20日(Tue)]
 6月17日(土)須賀川市教育研修センターにおいて、第39回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内の小・中・高・大学から約15名が参加し、充実した研修会となりました。

 榊原 康夫先生(常葉小)提供の中学校国語科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、坂本 篤史先生(福島大学)から指導・助言をいただきました。

 会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、参加いただいた先生方、ご助言してくださった坂本先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○異学年(他校種)+オンライン授業の在り方等も考えさせられました。この会は、和やかな雰囲気で対話ができるので、多くの方に参加していただきたいと感じました。坂本先生のお話から「対話の視点と言葉、解釈等」についても深く考えることができました。

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○改めて、授業の主語は子どもたちということを認識させられました。事後研究会は、どうしても授業技術に偏ってしまいがちですが、子どもたちの学びにつながっているのかどうか、やはりそれが大切でした。もちろん、両者のバランスを取りながら、授業の質的改善を考えていきたいと思います。

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○現場の実態を知ることができてとても良かったです。グループでの話、雑談の力を改めて感じました。授業のビデオからは、たくさん学ぶこと・考えることがありましたが、私の関心から特に地域や外部の人との関わり、授業という場面でどう関わっていくべきか考えました。坂本先生のお話は、大学の授業にもつながる部分も多くあると思いました。学びをどう見とるか、どこまで待ったり潜在的な部分を重視するか、など考えていきたいです。

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○異学年集団、NIEの授業と通常と異なる実践を上手にまとめた授業を見せていただきました。音声の聞きにくさはありましたが、児童・生徒が徐々に集中していく姿がとてもよくわかりました。坂本先生の分析がとてもデリケートでわかりやすく、児童・生徒の学ぶ姿をしっかり見ていかなければならないことを改めて考えさせられました。

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 次回、秋田喜代美先生をお招きしての「第40回『ふくしま學の会』研修会」は8月6日(日)に開催します。
第38回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2023年03月19日(Sun)]
 2月25日(土)須賀川市教育研修センターにおいて、第38回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内の小・中・高・大学から約20名が参加し、充実した研修会となりました。

 二瓶 裕一先生(天栄中学校)提供の中学校英語科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、村瀬 公胤先生(麻布教育研究所)から指導・助言をいただきました。

 今回、講師の村瀬先生はパレスチナに出張中ということで、オンラインでの指導・助言となりましたが、現地の様子や教育事情もご紹介いただきました。

 会場を提供・準備していただいた須賀川市教育委員会、参加いただいた先生方、7時間の時差の中オンラインにてご助言してくださった村瀬先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○ 生徒がとても真剣に考えていて、興味を持っているのが伝わってきました。はじめは文法的にどうなんだろう?と考えながら見ていましたが、人が言葉を話し始めるときは、文法うんぬんよりも知っている単語で思いを伝えようとし、きちんと伝えようと思って文法の必要性を考えるんだよな、と思いました。興味を持たせて真剣に考えさせる、授業の新たなヒントを得られたように思います。

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○ 生徒さんたちが本気で考える授業、確かに「学び」があると感じました。小学校は、にぎやかに歌い、語り、シェアし合うのが当たり前と思っていましたが、自分の伝えたいことが先ずあり、それを表現するためのツールとして英語に接するようにさせることが大切なのだと、村瀬先生のお話から実感しました。もう少し、子どもたちに考える時間をたっぷり持たせ、じっくり待てる英語学習を実践したいと思います。

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○村瀬先生のお話の中に、「イイタイコトは何か気づく」とあったところが、自分の中で思い当たるところがありました。何か話そうとして、つまって、イイタイコトの中心はどの言葉(表現)か、すごく悩みますね。授業の見方、目のつけどころを毎回自分の中で再確認できるので、研修会をありがたく思っています。

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○本日の研修会を通して、あらためて、子どもたちの思考の場を与えることの大切さを学んだ。アウトプット主体の授業やタブレットで二択する活動、ゲーム中心の英語の授業とは別に、課題に対し、辞書を活用しながら、互いの考えを共有し合いながら考えを創り上げていく過程に、学ぶ喜びを感じている子どもたちの姿があった。

今年度は、3年ぶりに通常通りに5回の研修会を開催することができました。参加してくださった先生方、開催にご協力いただいた関係者の皆様に感謝申し上げます。令和5年度についても5回の開催を予定しております。
 近日中に令和5年度の計画を公開いたしますので、よろしくお願いします。
第37回『ふくしま學の会』研修会 報告A [2023年01月31日(Tue)]
<参加者の声>

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○久しぶりに参加させていただきました。学びたい先生方が集まる研修は、授業を変えたいという目的を強く持たれているので、いつも刺激を頂いております。佐浦先生は尊敬する先生のお一人で、今日の授業の子どもたちの姿も圧巻でした。この授業が成立するには、日々の授業も同様に積み重ねていないと現れないものだと思います。子どもの姿は正直なので、むしろそういう佐浦先生の姿勢やご努力に圧倒されたといった方が合っているかもしれません。断片的な言葉(迷い、気づき、わからなさ)をつぶやくことでつながっていくこと、自分が諦めないことと併せて友達をあきらめさせない効果までありました。気になる子に注目していましたが、誰一人落ちませんでした。子どもたちが50分間夢中になって学ぶ授業を見たのは久しぶりでしたが、自分の勉強不足を改めて省みる機会となりました。

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○中目先生の国語の授業は、「知識・技能」の領域の学習内容で、ともすると教師主導になりがちな単元において、子どもたちが主体的に取り組むことができる学習活動となっていて素晴らしいなと思いました。子どもたちもペアで活動しながらとても集中していました。途中、「わからないなあ」という素直なつぶやきが何回か聞かれたことも中目先生の普段の学級づくりの良さなのだなあと感心しました。佐藤学先生のご指導・ご講演では、授業のあり方、教師のスタンス、子どもの見とり方等々再考させられたことがたくさんありました。学びのデザイン、学びのコーディネーション、学びのリフレクションの教師の3つの仕事を大切に考えていきたいと思います。「学力は下から積み上げるのではなく、上からひっぱり上げる」「学ぶことはつながること」心に再び響いたことがたくさんありました。

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○胸がザワザワします。今の自分にできることは何か考えながら、佐浦先生・中目先生の授業、学先生の話をもとにがんばりたいです。

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○これまでの私自身の教育観を見直す時間となりました。私自身を常に更新していかなければならないと感じました。子どもを信じ、学びの主人公としていくことを胸に、改めて教育にあたってと思いました。

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○3年ぶりの学先生のお話、大変ありがたくお聞きしました。授業を提供していただいた先生方のご協力もあって、とても貴重な時間となりました。中学校理科と小学校国語という学校種も教科も異なるものであったため、そういう意味でも学びが多くありました。子どもたちと先生の姿に、発見すること、考えさせられることが本当に多くあり、「子どもが学ぶとは」ということについて改めて見つめ直すことができました。学先生の話からは、現在の教育の状況について本当に身に染みて考える機会となりました。子どもたちのために、先生方のためにできることは何か、もう一度原点に戻って考えていきたいと思います。

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次回「第38回『ふくしま學の会』研修会」は2月25日(土)に開催します。
第37回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2023年01月30日(Mon)]
 1月29日(日)須賀川市立第一小学校において、第37回『ふくしま學の会』研修会(拡大大会)を開催いたしました。 森合 義衛 須賀川市教育委員会教育長をはじめ、県内外から約50名が集まり、充実した研修会となりました。今回は初めて参加する先生方や若い先生方の参加が目立ち、「授業の質を高めたい」「深い学びについて考えたい」という思いを、先生方は強く持っていいることを改めて感じました。

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 佐浦雅明先生(須賀川市一中)提供の中学校理科・中目聡子先生(須賀川一小)提供の小学校国語科の授業動画視聴とそのリフレクションを行い、その後、佐藤 学先生(東京大学名誉教授)から指導・助言をいただきました。

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 最後に、探究と協同をキーワードとしたポストコロナ時代の授業改革と学校づくりをテーマに佐藤 学先生の講演を行い、子どもたちの現在と将来を本気で考える必要性について、参加者全員で考えることができました。

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 すばらしい会場を提供・準備していただいた須賀川一小の先生方、参加いただいた方々、本当にありがとうございました。

 ※研修会の様子や「参加者の声」は今後アップしていきます。

次回「第38回『ふくしま學の会』研修会」は2月25日(土)開催予定です。※年度当初計画から変更しました。
第36回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2022年10月10日(Mon)]
 10月9日(日)須賀川市立第一小学校において、第36回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。県内の小・中・高・大学から約20名が参加し、充実した研修会となりました。

 横田 亜紀先生(須賀川一小)提供の小学校算数科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、庄司 康生先生(埼玉大学)から指導・助言をいただきました。

 今回は、タブレット端末とヘッドホンを使って授業動画を視聴することにより、気になる場面を繰り返し見たり、子どもの声を聞き直したりすることができました。
 タブレット端末とすばらしい会場を提供・準備していただいたの須賀川一小のみなさま、参加いただいた先生方、ご助言してくださった庄司先生、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○横田先生のクラスの子どもたち、本当に見ごたえのあるものでした。関わりあおうとして関わりあっているのではなく、魅力的な教材によって知らぬ間に結びついていく、関わりあっていくのを強く感じました。自分の問いを追求していくと、一人でやりたくなってしまうこともありますが、その時間は確保されているのだけども、アンテナはほかの子どもたちにも向いていることを感じました。お互いの必要性は(言葉にはしないかもしれませんが)子どもにとって当たり前なんだなあと見ていてうれしいなあ、素敵だなあと強く感じました。庄司先生が横田先生の大事にしてきたことを過程も含めてお話ししてくださったことで、なぜ今回の授業のような教室が育っていったのかわかることができたように思いました。

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○グループ・全体の中の子どもたちの学びに向かう姿が素敵でした。課題に没頭し、互いにアドバイスしたり補い合ったりして一人ひとりが解決に向かっている。私の所属する学校は、複式学級ありの小規模校ですが、今日の授業を見せていただき、自校でも実現できる可能性を見いだしました。ついつい、話し合いが「発表し合い」「(できる子の)教え合い」といった一方向のものになりがちで、学びあうという姿とは遠いものになってしまいます。まず、小さな声もつぶやきも「聴く」「聴ける」「聴き合える」学級づくり授業づくりを意識していきたいと思います。

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○鍛えられていて、自分たちで学び合いが上手にできる子どもたちだと思いました。全体に対して説明できる力もすばらしいし、大切で目立つ(目に見えやすい)力だと思いますが、グループ内で互いを支え合う姿に感動しました。リフレクションによって、多くの学びを頂くことができました。先生方の努力をお聞きし、チャレンジする姿が印象的でした。自分がこれから向かう方向を見ることができた気がします。庄司先生のお話によって、今回の提供授業が積み重ねを経て、磨きをかけてこられた足跡を確認できました。また、学び合いのポイントをいつもわかりやすく示してくださり勉強になりました。

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○学び合う授業の実現が難しく、少しでもわかるようになりたいと思って参加していますが、こんな方法があるのか、これもいいのか、と毎回学ぶことがあります。「聴く」、これを子どもたちに伝えていくことも大切だなあと思いました。三連休の中日に、これだけの参加者が集まるのを見て、自分もがんばろうと思いました。

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○今回初めて研修会に参加しました。横田先生のすばらしい授業、そして庄司先生の講話を聴き、とても良い刺激を受けることができました。今までの自分の授業を振り返るとともに、今回得たものを持ち帰り取り入れていこうと思います。

次回、佐藤 学先生をお招きしての「第37回『ふくしま學の会』研修会」は1月29日(日)開催予定です。次回も参集しての開催を予定していますので、ご参加お待ちしています。
第35回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2022年07月31日(Sun)]
 7月30日(土)三春交流センター「まほら」において、第35回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。今年度初の参集しての研修会となりましたが、添田直彦三春町教育委員会教育長をはじめ県内外から約30名が参加し、充実した研修会となりました。

 星 明日香先生(岩江小)提供の小学校道徳科と川村 国央先生(福大附属中)提供の中学校社会科の授業映像視聴とそのリフレクションを行い、その後、秋田喜代美先生(学習院大学)から指導・助言をいただきました。

 すばらしい会場を提供・準備していただいた三春町教育委員会のみなさま、参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。

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<参加者の声>

○1つの授業について、違う校種から、他校の方から、そして秋田先生から、感想、評価、ご指導を頂けること、授業の見方が深まり、授業者がうらやましく思えるほどです。このような会に参加する機会を頂いたことありがとうございました。

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○小学校道徳の授業では、「当たり前と思っていることをすり合わせる時間が道徳の授業であること」ことを改めて考えることができました。様々な道徳的価値について考えていく中、必ず葛藤があり、その葛藤の中で生きていることをこれからも子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。中学校社会科の授業では、多くの資料を子どもたちが使いこなし、あれだけ説得力のある文章を書いていることに驚きました。小学校でも根拠ある文を書けるような授業をしていきたいと思います。

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○いろいろな立場・校種の方々とリフレクションを行うことで、自分だけでは気づくことができなかった子どもの見取りに気づくことができ、大変勉強になった。秋田先生のお話の中で、授業という営みの本質、子どもの学びの見方や授業の目指す方向性などを学ぶ貴重な機会となった。本校教員に授業提供の機会を頂き、若い教員だからこそ、今後の教師人生にとって大きな分岐点となる一日になったはずで、感謝の気持ちでいっぱいである。

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○いつも学ばせていただきありがとうございます。今日もたくさん学ぶことができました。やはり授業を見ることは大変勉強になります。また、秋田先生の話を生で聴けるのも大変ありがたいです。これからもふくしま學の会で学ばせていただければと思います。

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次回、庄司 康生先生をお招きしての「第36回『ふくしま學の会』研修会」は10月9日(日)開催予定です。次回も参集しての開催を予定していますので、ご参加お待ちしています。
第34回『ふくしま學の会』研修会 報告 [2022年06月21日(Tue)]
 6月18日(土)、オンラインにて第34回『ふくしま學の会』研修会を開催いたしました。約半年ぶりの研修会となりましたが、県内外から約20名が参加し、充実した研修会となりました。

 佐浦雅明先生(須賀川一中)提供の中学校理科についてのリフレクションを行い、その後、坂本篤史先生(福島大学)から指導・助言をいただきました。
 
 すばらしい実践を提供していただいた佐浦先生、参加いただいた先生方、そして指導・助言いただきました坂本先生、本当にありがとうございました。

<参加者の声>
○子どもたちのいきいきと学ぶ姿に自分もこのような子どもたちを育てていきたいという意欲が高まった研修会になりました。佐浦先生の熱意と学び続ける姿勢も見習っていきたいと思いました。
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○坂本先生がお話しされた、こどもの「わからない」の解釈がとても印象的でした。生徒が「わからない」とつぶやくと「理解できない」としかとらえていなかったと反省しました。「わからない」の中に様々な生徒の思考・思いのやり取りがあるのだと感じました。

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○全員が集中する素晴らしい授業を見ることができ、それだけでも参加した甲斐がありました。坂本先生のお話の中にあった「子どもたちのつぶやきを先生があえて拾わないことで、子どもたち同士のつながりが強くなった」という言葉が心に残りました。オンラインは苦手なので、ぜひ次回は会場でお願いします。

次回、秋田喜代美先生をお招きしての「第35回『ふくしま學の会』研修会」は7月30日(土)開催予定です。次回は参集しての開催を予定していますので、ご参加お待ちしています。
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