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チャレンジドの「地域で生きる」を考える

このブログは、スウェーデンのニイリエが障害者の地域生活の在り方について分かりやすく示した「ノーマライゼーション八つの原則」の考え方を基本的な理念として、チャレンジド(※)の地域での普通の生活がごく当たり前になり、共生社会が実現することを目指した具体的な行動や行事・事業・研修・提案・要望等の活動について、福市繁幸が(社会福祉士・精神保健福祉士・NPO佐賀県地域生活支援ネットワーク代表理事、佐賀県肢体不自由児者父母の会連合会会長の立場で)記録しています。
年間行事の「チャレンジドフォーラム」「サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者研修(基礎・実践・更新)」についても案内しています。
※チャレンジド=障害者を表す米語。障害者・難病の方々・自閉症/発達障害など地域生活をするにあたり様々な挑戦をする機会が与えられた選ばれた人たちの意。


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祭り終了 (02/25)
響プルーンをご賞味ください。  日本財団の「1,2,3で施設商品!」キャンペーン [2009年12月03日(Thu)]
日本財団の「1,2,3で施設商品!」キャンペーンにあわせ響プルーンの紹介をします。

このプルーンは、重度の障害のある仲間たちがひとつひとつ丁寧に袋につめました。





一袋 300円(18個入り)







袋に貼ってあるシールの作成(印刷・色塗り)もしています。
一日に10〜20袋ずつの少しずつの作業ですが、みんな楽しく一生懸命仕事をしています。






一袋 100円(5個入り)


















この個袋を大分の授産所から仕入れしています。














響のプルーンはカリフォルニアプルーンです。
プルーンは鉄分、繊維質、カリウム、ビタミンAなどは他の果実類をはるかにしのぐ含有量を誇っています。
整腸作用があるからと、定期的に購入される重度障害者や女性の方がいらっしゃいます。





各種イベントなどでご利用いただければ幸いです。
お問合せは下記までどうぞ。
<販売元>
社会福祉法人スプリングひびき 
 生活介護事業所 響
〒849−0917 佐賀市高木瀬町大字長瀬196番地3
電話 0952−97−9177
FAX 0952−97−9175
古川康佐賀県知事ひびきホーム和音訪問 [2009年05月03日(Sun)]
平成21年4月30日、夕方5時30分、入所者の入浴、食事とあわただしい時間帯にあわせて古川康佐賀県知事がひびきホーム和音を訪問された。

こまかいやりとりは、佐賀県のホームページの「こちら知事室です。」の中にある「きっともっとはっと」に掲載された。
きっともっとはっと


事業者側もお母さんたちも、ここまでくるのに大変な思いをしてきたのは間違いないが、なぜかその苦労はふっとんでしまい、「がんばってきてよかった」とつくづく思った。

必死で難解な職員配置などでホームを支えてきた管理者がもっともその思いを強くしたようだった。

この場所が重度重複障害者のセーフティネットのひとつとなること。それが目標だ。
ひびきホーム和音ショートステイ間もなくオープン [2009年04月07日(Tue)]
ひびきホーム和音は6名定員でスタートし、当初5名の実利用だったが、金立養護学校に通う高校1年生が入所し、全員集合となった。

あとは、多くの人に期待されているショートステイの開始を待つばかりとなったが、4月20日からスタートできるように過日指定申請書を県に提出した。

医療機関とは違い、普通の民家で医療的ケアが必要な重い障害のある人も安心して預けられるショートステイが目標だ。

4月30日は古川康佐賀県知事も現場の様子を見にこられ、関係者と意見交換をされる予定となっている。

夜勤・早朝の人材確保が厳しいことや重度重複障害者に関する国の制度設計が現場に即していないこと、そして、そのことが原因して市町村の制度設計が後手に回りがちであることなどが現場の意見として出されるだろう。

具体的には、
夜勤・早朝の人材確保に関しては、働き手に直接届く特別な加算措置が必要であること。
国の制度設計については、医療的ケアの必要な人のショートステイなどには、ホーム側が看護師を雇用できるように報酬設定することが必要であること。
そして市町村の制度設計については、福祉を目的とした財源が必要であると痛感している。

緊急雇用対策が出されても、福祉の現場には届いていない。それが実感。どうして日本は目立たないけど非常に困っているところ、大事なところにこうなのだろう。

最近、お金と芸能的人気がないと政治家になれないシステムに問題があるのではないかと思うようになった。若い学生、お金がない社会的弱者が政治家になり政策を提言できるようにすること。これができる国が、「成熟した国」のような気がする。
生活介護事業所 響 新生オープン [2009年02月15日(Sun)]
生活介護事業所響で久しぶりに保護者会が行われた。

「ひびきのあゆみ」と書かれた模造紙をみた。

平成7年、障害者生活相談支援センターのまねっと西宮センター長の清水明彦さんや神奈川の朋を運営する社会福祉法人訪問の家理事長日浦美智江さんの講演会を開催し、勉強会を始めたのが最初だ。

無認可の小規模作業所をはじめ、500万円の補助金を得るまでの険しい道のり。
佐賀市のメートプラザを利用した大バザーや現在も続く物品販売。
平成14年の法人化への道のり。
重度障害者を対象としたグループホームの立ち上げ。
障害者自立支援法への対応。
そして、佐賀県知事古川康氏のマニフェストを実現するモデル事業としてのひびきホーム和音の改築オープン(日本財団助成事業)

いろんな壁を乗り越える支えとなったものは「どんなに重い障害があっても地域で普通に暮らしたい」という関係者みんなの思いだ。

昨年のフォーラムでは先に述べたお二人にも参加いただき、障害者自立支援法に足りない重度障害者の地域生活支援システムについてご発言いただいた。見直しに反映することを願っている。

そして、いよいよ平成21年4月、いまの響よりももっと市街地である佐賀市高木瀬東の北側に生活介護事業35人の規模でオープンする予定だ。

保護者会では、施設のオープンに地域のかたがたに歓迎いただいたことに感謝し、地域のかたがたのためになる事業展開をベースにしよう。ということになった。

地域の御老人がお昼ごはんを食べに来てくれる食堂をやったり、
地域の方々が作られる農産物を仕入れ、お弁当作りをし、地域の独居老人宅へ配食サービスをしたり、
地域におられる方々に介護する立場でパート勤務していただいたり、
地域の方々のいろんなかくし芸をご披露いただく機会を設けたり、
地域の方々に参加いただくバザーを開いたりすることが、

地域の方々に歓迎いただいたことで、すべて可能だ。

また、男性職員が空手の師範であり、響利用者が帰るころから地域の子供たちを寄せて、空手道場を開いてくれたら、重い障害のある利用者のことを小さいころから知ってもらえる。という明るい夢も保護会で飛び出した。

日本財団から助成いただく予定の新しい車輌で利用者は快適な通所ができるだろう。

フォーラムで朋の日浦美智江理事長が発表された、「地域に溶け込む」ことをみんなの力で目指していきたい。









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