こんにちは、スタッフの松村です。
10月26日に、青葉区の虹の丘連合町内会と宮城学院女子大学が住民向けに協働で実施している「スマートフォン講座」にお邪魔してきました。この講座は、令和6年度の「新しい地域の防災まちづくり推進プロジェクト」の一環です。

▲学生たち(前列)と、連合町内会のみなさん(後列)
このプロジェクトは、連合町内会が令和4年度に泉区
区民協働まちづくり活動助成を活用し、住民に行った防災に関するアンケートがきっかけで始まりました。アンケートでは、単身高齢者世帯の増加や自宅避難志向が浮き彫りとなりました。
●アンケートで浮き彫りになった虹の丘の課題連合町内会によると、虹の丘地区の人口はここ10年の間に半分以上減少しているとのこと。
令和4年度に実施した防災に関するアンケートでは、70歳以上の単身世帯は42%、80歳以上は35%と高齢化がすすんでおり、今後も単身の高齢者は増加傾向にあります。
連合町内会は、住民の安心安全な暮らしを維持するため、交流の場づくりや地域防災の取り組みは欠かせないと考えていましたが、コロナ禍の影響で、交流の機会は激減しました。秋田県や石川県など、全国各地で風水害や地震などの自然災害が多発する中、町内には健康状態などから避難が困難な方もいて、同アンケートでは、災害時は自宅避難でしのぐ人も多いということも分かりました。
今後も、防災面の強化が必要だと考えましたが、防災学習の場づくりや、いざという時の関係構築を目的とした地域行事の運営は住民だけでは難しいのが状況です。
●地域と学校がコラボするまちづくり手法の創造住民たちが安全で安心して暮らせること、多世代が交流する街を目指し、連合町内会は適切な連携先を模索。虹の丘団地にある東北生活文化大学・高校、虹の丘小学校、宮城学院女子大学と連携した防災まちづくり活動を始めました。
※令和5年度から
「仙台市地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業」を活用
活動内容は、住民と防災意識を高めていこうと、虹の丘シニアクラブの指南で生活文化高校と防災をテーマにした川柳をつくり、コンテストを開いたりする広報活動。生活文化大学の生徒とは、防災に関連したポスター展を開いたりして広く発信しました。また、宮城学院女子大学と「スマホ教室」と銘打った多世代交流の機会づくりと、防災学習の機会をつくったり、生活文化大学と「健康」を切り口に、災害時の食事をづくりなどを実施しました。
●「お散歩ビンゴづくり」に潜入!今回のスマホ講座は、「お散歩ビンゴづくり」と題し、スマートフォンの使い方を学びながら、防災知識を高め、健康増進も図ろうとする盛りだくさんの企画です。住民の方々と大学生の関係づくりも兼ねています。

▲4回連続講座ですが、単品で参加しても楽しめます。
私は第4回目の最終回に参加しました。
これまでの参加者のみなさんが、スマホを駆使し、地域を歩いてつくったビンゴカードでゲームをしました。

▲「お散歩ビンゴ」について説明する宮城学院女子大学の佐藤芳治准教授

▲3回の講座を通じて住民の方と学生がつくったビンゴカードです!
ビンゴを目指して、マスにあるイラストの実物を探しに虹の丘を散策し、スマホで写真を撮って持ち帰ります。

▲親子で参加している方もいました。
意識して近所を歩いてみると、避難所や防災倉庫、公衆電話などがあるんですね…。

▲帰ってきたら、学生と答え合わせ。私は2つビンゴになりました!
大学にとっては、日頃の学びを地域に活かしたり、研究のフィールドとなっているようです。
町内会の方々からは、「企画から提案してくれるので頼もしい」との声が。
また、「地域のお祭りでは、設営や運営も学校、大学の方々が手伝いに来てくれて、みんなで地域をつくっているのだと感じる」という感想も伺うことができました。
地域に関わる機会を多様な人たちにも広げることで、新しい地域運営の在り方が見えてきそうです。