2020年03月31日(Tue)
回文に作並地域の魅力がいっぱい!〜ぱれっと取材日誌〜
こんにちは。スタッフの松村です。 サポセン機関紙「ぱれっと」では、毎月、協働によるまちづくりの事例をご紹介しています。 5月号でご紹介するのは、仙台・作並回文の里づくり実行委員会と作並の旅館、ホテルなど作並地域の人たちの取り組みです。 取材、執筆を担当するのはスタッフの小田嶋くるみです ![]() ![]() 2月、2人で作並を訪ねました。 ▲広瀬川の渓流が美しかったです。 ▲「作並温泉ゆづくしSalon一の坊」に向かう途中、作並橋は作並伝統こけし・平賀こけし店の向かいにある「作並橋」 作並橋にある「回文の里」の文字。 回文とは、「竹やぶ焼けた」のように、文の始めから読んでも終わりから読んでも同じ読みになる文章のことです。 なぜ作並が「回文の里」と言われているかご存じですか? 幕末の仙台に実在した仙台庵(せんだいあん)という回文師が、作並の美しさを読んだ回文があり、その回文が刻まれた道標が旧作並街道沿いで見つかりました。仙台庵が生まれたのは、1796年、作並温泉開湯の年でした。 これらのことに縁を感じ、作並地域では「回文の里」として、回文という言葉遊びの普及、振興、発展を図り、回文を通じて作並温泉に親しんでもらおうと取り組んでいます。 ▲作並橋に建てられた、仙台庵が作並を愛でて詠んだ回文の碑 さて、取り組みについてお話を伺ったのは、仙台・作並回文の里づくり実行委員会と、作並の旅館、ホテルのみなさんです。 ▲作並温泉ゆづくしSalon一の坊のサロンにて 右から、作並温泉ゆづくしSalon一の坊ゼネラルマネージャーの小野寺裕史さん 展望風呂の宿湯の原ホテル、相談役の菅原一さん La楽リゾートホテルグリーングリーンの営業部主任、中澤博久さん 平賀こけし店の平賀輝幸さん。 ![]() ▲熱心に活動のこれまでのについてお話する仙台・作並回文の里づくり実行委員会、 委員長の田副公一さん(左) 1999年から年一回開催している「日本ことば遊び回文コンテスト」では、全国から郵送形式で応募を受け付けています。 コンテストが終わっても、集まった回文は様々なグッズになり、回文に親しんでもらうために活用されています。そのアイディアグッズをちょっとご紹介します。 ▲オリジナルキャラクター回文こけし「こけしげこ」 ▲回文カルタ 「もめるメモ」「ハゲあたまにアゲハ」など、分かりやすくて笑っちゃう回文がたくさん。 ▲「いいか 福は 九分がいい」なんて、 ちょっとハッとさせられるような回文をチョイスした「回文おみくじ」 ▲仙山線にちなんだ回文リーフレット などなど… 言葉遊びの面白さが詰まっています。 なぜこんなにも地域に密着した「回文の里づくり」をするのか、 ぱれっと5月号では、地域一体となって取り組んだこれまでの歴史を紐解きながらお伝えします。 お楽しみに! ![]() |