1月15日(日)、「子ども若者住民参画事業成果報告会」がせんだいメディアテークで実施されました。
仙台の各区中央市民センター・地区市民センターでは、平成22年度から若者、平成23年度から子どもや地域住民の社会参画事業に取り組んでいます。
成果発表会では、子どもから大人までの事業参加者がそれぞれの成果を発表しました。
若者社会参画型学習推進事業は、若者が地域の様々な人と交流しながら、「地域づくり」に関わり、学びや成長の機会にすることを目的に、各区中央市民センターで実施している事業です。
宮城野区中央市民センターが実施した「まいぷろかべしんぶん部」では、市内の大学生・高校生が、地域のイベントや施設を取材し、壁新聞を作って地域の魅力を発信しました。
サポセンは、企画や講師コーディネートにも関わり、宮城野区中央市民センター職員の皆さんと共に、部員の活躍を見てきました。
他にも、太白区や泉区の活動にもお邪魔し、報告冊子やチラシ作り方について講習会をさせていただいたということもあり、みなさんの報告を楽しみに伺いました。
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▲会場には、各区市民センター職員、各区行政職員、市議、事業に関わった方々、一般の方々など多くの人が詰めかけました。
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▲まいぷろメンバーから2人が登壇。コント?も交えながらトーク形式で発表しました!
まいぷろメンバーは、どのようにして壁新聞を作ってきたのかをスライドを見せながら説明。
初めて取材をした時の戸惑い、壁新聞に指摘を受けたときの気落ち、完成したときの喜び。
地域のさまざまな人と関わり、いろいろな経験をする中で、沢山の学びを得た過程を話してくれました。
他区の若者社会参画型学習推進事業も、取り組みは多彩で、それぞれ個性あふれる発表を行いました。
●若者によるまちづくり実践塾「SYCふらっと」若者と地域をつなぐフリーペーパー「さんぽ」を作成。今年は家具のまち本町を取り上げ、取材を進めている。地域のイベントにも参加し、地域を元気にすることを目的に活動。
(青葉区中央市民センター)
facebookページはこちら●仙白園プロジェクト・人養種園跡地内の畑で、地域の方々と白菜などを育て、収穫イベントなどを企画。小学校や地区内市民センターと連携し、地域に根差したボランティア活動に取り組む。
(若林区中央市民センター)
●仙台学生サークルネットワーク〜つながりんぐ〜学生サークルのネットワーク「つながりんぐ」の構築。サークルを地域の人に知ってもらうための情報誌の作成と配布を行う。長町交流フェスタでは、子ども向けに「お化け屋敷」、大人向けに「落語」を企画・運営。
(太白区中央市民センター)
●ICP(Izumi Community Project)〜若者の思いをまちづくりに!〜大学生が区内の地域課題について考え、ゼロからまちづくりに関するイベントを企画。今年は、地域イベントへの参加や、地元の人の協力を得て、根白石まちあるきツアーを実施。
(泉区中央市民センター)
発表の中で、
「外に出かけ、動いてみることが大切だと感じた」
「さまざまな職業の人と出会えて、学びになった」
「誰かのために情報発信する大切さを学んだ」
「地域の人と一緒に、地域を盛り上げようとする気持ちを忘れないようにしたい」
など、それぞれ地域で活動してみての成果や思いを聞くことができました。
助言者の東北学院大学教授水谷修先生が総評として、
「自分で行動して学んだものは、必ず今度に役立つものとして積み重なっていく。そういう経験をした若い人たちは、地域にとっても大切」と話し、それぞれのチームで貴重な学びや気付きがあったことを評価しました。
そして、
「若者は“将来”の担い手ではない。“今”の地域の担い手でもある」と話し、若者の「今」と「これから」の成長と活躍に期待を寄せました。
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▲発表を終えた二人と、発表を陰ながら見守っていた「まいぷろ・かべしんぶん部」の先輩(写真左)。展示コーナーに並ぶ、いろとりどりの壁新聞は圧巻でした

これまでの「まいぷろ・かべしんぶん部」の活動↓https://blog.canpan.info/fukkou/archive/1848サポセンは、これからも市民センターと連携し、若者の力を地域のニーズとつないだり、「地域のためになにかしたい」と活動する方々を応援していきます。