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2025年10月07日(Tue) 【大学生が市民活動の現場をリポート!】えむわんず〜居心地のいい場で学習のサポートを〜


こんにちは。スタッフの庄司です。
仙台白百合女子大学人間学部グローバル・スタディーズ学科の学生が、9月中の5日間にわたり、サポセンに研修のため来館しました。学生は、地域の課題解決に向けて多様な人のつながりを調整したり、自発的な学習活動を支援したりする「社会教育士」を目指し学んでおり、市民活動支援の現場であるサポセンで地域の課題や仙台市内の市民活動団体について理解を深めました。

学生たちは研修の中で、市民活動の現場へ取材に行き、記事の執筆にチャレンジしました。当ブログで全2回に分けてご紹介します。【1回目の記事はこちら

ひらめき今回は、えむわんず主催の「学び舎さん」を取材した、川村梨々華さんの記事です。

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えむわんず〜居心地のいい場で学習のサポートを〜

私は9月22日(月)に仙台市若林区河原町のスロコミBASEで行われている、えむわんず主催の「学び舎さん」にお邪魔してきました。えむわんずは、今年の4月から活動を開始した団体で、大学院生6人で運営しています。「学び」「食」「体験」の3つの柱を大切におり、毎週月曜日の16時〜18時の「学び舎さん」や、子ども食堂「えむわんず食堂」、過去には梅シロップやバスボムを作るなど様々な「体験ワークショップ」を開催しています。活動を始めたきっかけは、子どもたちが放課後に勉強ができる場、楽しく集まれる場を作りたいという思いからだそうです。

IMG_5635.jpg
▲スロコミBASEは地下鉄南北線「河原町駅」から5分歩いたところにあります。外観は、和風で素敵な建物です。

学び舎さんの雰囲気
この日は、5人の小学生が集まりました。子どもたちは、来てすぐに各々の宿題や勉強道具を取り出し、勉強を始めていました。二人のスタッフの方は、子どもたちがわからなかったり、間違えていたりしたところを親身に教えていました。この日来た子どもたちはよく参加してくれている子たちだったらしく、和気あいあいとした雰囲気で勉強を進めていました。

写真2(加工済).jpg
▲室内は落ち着いた雰囲気で、机をくっつけてわからないところを聞きやすそうになっていて、勉強がはかどりそうな場所でした。参加する小学生は、みんな学校は違うそうです。

子どもたちに話を聞くと「苦手な科目をわかりやすく説明してくれて、復習プリントを一緒に解いてくれるのがよかった!」や「みんなで勉強ができて楽しい!」と答えてくれました。
子どもたちがこのように話していたことから、勉強が楽しいと思えるきっかけになっていて、地域の子どもたちにとって重要な場になっているのだなと思いました。

写真3(加工済).jpg
▲子どもたちはそれぞれ違った教科の勉強をもくもくと進めていました。

団体の思いと今後の展開
えむわんずのスタッフの方々にこの活動をしていて思うことを聞いてみたところ、「子どもたちにとって居心地のいい場所になっていると思い、やりがいを感じる」や、「毎回楽しみにしてくれて、子どもたちが勉強を楽しいと言ってくれるのが嬉しい」とおっしゃっていました。スタッフの方たちの子どもたちを思う気持ちがとても伝わってきました。現在は教師を目指している大学生のボランティアを募集し、ボランティアの方にも手伝ってもらっているそうです。今後は、スタッフやボランティアの参加人数も増やし、開催規模の拡大などの活動内容をもっと充実していきたいとのことでした。

お邪魔してみて
子どもたちにとっても、スタッフの方にとっても居心地のいい場、楽しく活動できる場になっているなと感じました。おしゃべりをしながら勉強をする場面もあり、コミュニケーション能力の向上や友達づくりの場にもなっているなと思い、このような活動が広まっていってほしいと思いました。えむわんずの活動の様子や、活動日程はInstagramに掲載されているので、気になった方はぜひご覧ください!

川村梨々華

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2025年10月07日(Tue) 【大学生が市民活動の現場をリポート!】緩やかな出会いが生まれる時間─多賀城LUNCHトーク


仙台白百合女子大学人間学部グローバル・スタディーズ学科の学生が、9月中の5日間にわたり、サポセンに研修のため来館しました。学生は、地域の課題解決に向けて多様な人のつながりを調整したり、自発的な学習活動を支援したりする「社会教育士」を目指し学んでおり、市民活動支援の現場であるサポセンで地域の課題や仙台市内の市民活動団体について理解を深めました。

学生たちは研修の中で、市民活動の現場へ取材に行き、記事の執筆にチャレンジしました。当ブログで全2回に分けてご紹介します。 【2回目の記事はこちら

ひらめき今回は、「多賀城LUNCHトーク」を取材した、門間結希さんの記事です。

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緩やかな出会いが生まれる時間─多賀城LUNCHトーク本ぴかぴか(新しい)

私は、9月12日(金)に多賀城図書館併設のSHARE LOUNGE多賀城にて開催された「多賀城LUNCHトーク」(以下、LUNCHトーク)に参加しました。

IMG_4931.jpeg
▲会場があるSHARE LOUNGE多賀城は、多賀城市立図書館内にあります。とてもおしゃれで人気のコワーキングスペースです。

多賀城市市民活動サポートセンターが主催するこのイベントは、毎月1回開かれています。ランチ時間にゲストのお話を聞きつつ、参加者同士やゲストと緩やかなつながりを作ることができる場です。私もいつか、自分の地元で絵本カフェを営みたいと考えているため、参加を決めました。

今回は「まちと私とブックカフェ」と題し、県内でブックカフェを営むゲストお二人による対談が行われ、39名の方が参加しました。LUNCHトーク常連の方や、ゲストのブックカフェの利用者、認知症患者のケア活動をしている方、フードドライブ活動をしている方などが集まり、新たな出会いにつなげていました。

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▲ゲストと参加者だけでなく参加者同士の交流が盛んに行われていました。

対談では、ゲストのお二人から起業のきっかけや、ブックカフェで開催しているイベント、今後の展望などを聞くことができました。

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▲写真中央の青い服が岩久保さん、向かって右隣が阿部さんです。

ブックカフェから生まれる「人との出会い」
Bookcafe SAFARI(ブックカフェサファリ)の岩久保円花さんは、コロナ禍でリモートワークが続き、1人で働く中で「誰かと気軽に集まって話すことができる環境を作りたい」と思いカフェを始めたのだそうです。地域の方と交流するうちに、その人々がしている面白い活動を知り、その活動の魅力を広めたいと考えるようになり、現在では読書会のほか、公民館コラボ企画や外国料理教室なども企画しています。
一方、BOOK WITH CAFE MARY COLIN(ブックウィズカフェメアリーコリン)の阿部理美さんは、子育てに追われながらも我が子に絵本を読み聞かせていくうちに、絵本の世界に引き込まれ、絵本カフェを開きたいと思いカフェを始めたとのことです。「忙しない日々を過ごしている方にも、自分の時間を持ってもらいたい」「自分が厳選した絵本に囲まれながら、お客さんと本を通して交流したい」と語っていました。阿部さんのカフェの常連だった男性は、学生時代から通い続け、結婚して遠方に引っ越しても夫婦で足を運び、先日はお子さんと共に来店したそうです。
ゲストのお二人はどちらも「本を通した出会いが広がっていく喜びがある」と話していて、私もそんな素敵な出会いを生む場を作りたいと思いました。

緩やかなつながりがもたらす可能性
私の中で印象に残ったのは、岩久保さんの「どんな人と会っても、必ず得られるものがある」という言葉でした。岩久保さんはネパールを放浪されたご経験があり、名前を知らない人同士であっても気兼ねなく関わる現地の人たちの様子に影響を受けたことも、カフェを始めるきっかけになったそうです。また、カフェを運営するうちに知り合ったお客さんの会社の商品を、カフェの一角で販売し始めたお話も、大変興味深かったです。緩いつながりから新たな取り組みが生まれる魅力を感じました。

最後に、主催者である多賀城市市民活動サポートセンターの方にお話を伺いました。過去に開催されたLUNCHトークのゲストの方の構想が、参加者との交流によって地域の新たなイベントとして形になった事例もあったそうです。今後もLUNCHトークを通じて、参加者が地域の面白さを再発見したり、新しい活動が始まったりしてほしいです。

緩く地域の人と交流をしてみたい方、地域の課題に関心のある方など、どなたでも参加できます。ぜひお気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?

次項有多賀城LUNCHトーク【次回開催】
10月14日(火) 開催!多賀城LUNCHトークN お菓子でみんなが幸せになる方法 〜地域で30年愛される洋菓子店〜
https://www.tagasapo.org/news/detail.php?id=302

門間結希

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