2025年04月08日(Tue)
視覚障がい児のための触察絵本を作ってみませんか?触察絵本サークル「わか草」〜ぱれっと取材日誌〜
こんにちは。スタッフの小田嶋です。 今月発行のぱれっと4月号では、市民活動を支える、人、モノ、コトを募集する情報を紹介するコーナー「募集して〼」にて、触察絵本グループ「わか草」についてお伝えしました。ブログでは紙面ではご紹介しきれなかった取材時の写真などもたっぷりご紹介します。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 視覚障がい児のための、触って楽しめる絵本を 一緒に作ってみませんか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 子どもの思考力や想像力を育み、世界を広げてくれる絵本。世の中に絵本は多くありますが、視覚障がい児のための絵本は多くはありません。触察絵本グループ「わか草」は、視覚障がい児が触って楽しめる絵本を46年前から手作りしている団体です。様々な手触りの材料を組み合わせ、中に綿などを入れて立体的に作る絵本には、点字も添えられています。 ▲実際に見せていただいた触察絵本。 ご飯粒のつぶつぶ、花や葉の触感サラサラした触感などが、細かく表現されていました。 ▲こちらは「おやゆびひめ」の1ページ。細部にこだわりが詰まっています。 ▲初めて触察絵本に触れる子は、シンプルなつくりの触察絵本を喜ぶそうです。 1冊完成させるのに1〜2年ほどかかりますが、メンバーは「根気のいる作業だけど、子どもたちの笑顔のために作っている」と話します。 ▲正しく再現できるよう1つひとつのパーツに番号を振って切り取ります。 許諾をもらった絵本の作画を忠実に再現しているそうです。 時には「あら?パーツがない」とみんなで探したり、途中でパーツが足りないことに気づき、一から違う素材で作り直したりすることも。活動中の雰囲気は終始和やかです。「視覚障がい児のために触察絵本を届けたい」という共通の思いが、あせらず丁寧な作業につながっているのだなと感じました。 ![]() ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 触察絵本グループ「わか草」 活動日:毎月第1・第3木曜 10時〜15時 活動場所:生涯学習支援センター ※要問合せ TEL:022-725-4420(川島) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |