2020年08月29日(Sat)
情報発信の行動指針を持つ!ローカルメディアコンパスワークショップに参加しました!
こんにちは、スタッフの松村です。 普段、サポセン機関紙「ぱれっと」やホームページ、ブログ管理、事業企画など様々な発信に関する業務を担当しています。 情報発信の勉強をしたいと、8月22日に、横浜で活動するNPO法人森ノオトが主催するローカルメディアコンパス体験ワークショップに参加しました。 誰もがメディアになれる時代、地域の課題解決や魅力発信のために各々のメディアやSNSで様々な情報が発信されています。一方で、発信する側として「彼氏?恋人?パートナー?LGBTの人に対してどんな言葉が適切なのかな?」「良かれと思って書いた記事が誰かを傷つけていた…」など、壁にぶつかることはありませんか? NPO法人森ノオトが開発したローカルメディアコンパスは、情報発信の現場で起きたたくさんの「失敗談」や「経験談」から情報発信について学ぶカードです。正解はありません。 「私はこんなふうに情報を発信したい」。そんな発信者自身のコンパス(羅針盤)を見つけることが狙いです。 サポセンでは2020年3月に仙台でのワークショップ開催を企画していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となっていました…。 その後、オンラインワークショップに挑戦するというお知らせを目にし、「これは!」と申し込みました ▲参加者は3人、主催者2人が進行役とワークシートの記録をしてくれました。 (主催者提供) この日は、 ・これで病気が治ります。 ・あぜ道のヨモギは誰のもの? ・スマホ撮影、あり?なし? ・夫?主人?旦那さん? …などのお題が書かれた7枚のカードを使いました。 ワークショップの内容は、参加者3人が架空のローカルメディアの編集チームという設定で、これらのお題について、見解・方針を決めるというものです。 ▲ローカルメディアコンパス 一つひとつのお題について議論する中で、特に印象に残ったのは、「情報発信はまちづくり」という視点が生まれた事でした。架空の編集チーム3人で、このスタンスを共有できたことが、細かい方針を導く基にもなったように感じます。 例えば、「おうちカフェの落とし穴」というお題を考えたときのこと。 このカードで語られたのは、地域のママが作り販売するジャムやパンが人気で、応援したくて記事を書いたはいいものの、実は営業許可を取っていない状態で販売していた!さてどうする…というエピソードでした。 「掲載を諦めようか…」 「でもこのお菓子おいしい!と思った気持ち、誰かに伝えたい!と思った気持ちは変わらないのにな…」 「ニュースを伝えることだけが目的ではない」 などの意見が上がり、 今すぐ記事にすることは諦めるけれど、応援したい気持ちは変わらないから、営業許可について提案も(知らないだけかもしれない)、晴れて許可が取れたときに、筆を振るって応援する という方針に決まりました。 他のお題でも、たくさんの気づきがありましたが、やってみて感じたのは、普段一緒に媒体を作っているメンバー以外の人たちと「経験」をシェアすることの新鮮さです。様々な媒体に関わる人たちと意見交換するなかで、凝り固まっていた内々の編集方針が解されるような気づきがあったり、アイディアがもらえたり。逆に、自分たちにとっては当たり前だった考え方が、誰かのヒントになったり…。 大切なのは、いろいろな発信者と多様なケースを共有し、ヒヤリハットや「どう伝えたら良いか」を常に考え続けるマインドを育むことだと教えていただきました。 情報発信でまちづくりに関わりたい人、フリーで活動する市民ライター、広報を任された市民活動団体のメンバーの方、また、キャリアのあるメディア関係者にもおススメです! ローカルメディアコンパスやワークショップに関心のある方はこちらをチェック! |