こんにちは。スタッフの小田嶋です。
サポセンニューズレターぱれっとでは、毎月ミニコーナーで様々な情報をご紹介しています。
8月号では、「活動を支える、人、モノ、こと、を募集して〼」のコーナーにおいて、
特定非営利活動法人キッズドアの、学習支援ボランティアと活動への寄付について掲載しています。
ぱれっとバックナンバーはこちら★特定非営利活動法人キッズドアは、経済状況などの理由から塾に通えず、授業についていけない子どもや、進学をあきらめようとしている子どものために、無料学習会を行っています。
※学習支援ボランティアや活動への寄付については、以前サポセンブログにも掲載しておりますので、ぜひご覧ください!
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進学をあきらめないで!経済的な理由で塾などに通えない中学生・高校生のための学習会(受講生受付中/支援のお願い)情報を掲載するにあたり、6月19日キッズドア東北事業部の對馬 良美(つしま よしみ)さんにお電話で取材をさせていただきました。その際、コロナ禍における子ども達の状況について感じたことなど、貴重なお話もお聞きすることができましたのでご紹介します。
▲普段の学習会の様子(画像提供:特定非営利活動法人キッズドア)
新型コロナウイルスの影響で感じたこと「2月末から突然に一斉休校が始まり、やはり子どもや親の混乱が大きかった」と話す對馬さん。小さい子どもがいる親は、仕事を休まざるを得ないため収入も減り、経済的な不安もある中で家に閉じこもる生活は、親も子も大きなストレスとなったようです。さらに、新型コロナウイルスが流行し始めた3月4月は、入学準備や新年度の準備など、子どもを持つ親にとって一番お金がかかる時期。「経済的に頭を悩ませる親が多かった」とのこと。
他にも、「長期休校期間中、私立はオンライン学習を導入したが、公立は違い、オンライン授業に取り組むことができた子とそうでない子の差が生じていた」といいます。對馬さんは、「ふたたび感染が拡大した際や災害発生時など、今後も臨時休校せざるを得なくなるケースは考えられる。その時のためにも、すべての子どもが平等にオンライン授業を受けられるようにする歩みを止めてしまうのはもったいない」と話されていました。
キッズドアのオンライン授業の試み新型コロナウイルスの影響による一斉休校期間中、キッズドア東北事業部の学習会も休止となったため、急遽ZOOMで週1~2回授業を行ったそうです。しかし、パソコンやタブレットではなくスマートフォンを使用する生徒が参加者の50%と多く、スマートフォンの小さい画面だと、長時間の視聴は疲れる上、機械が熱を持つため、授業は1時間程度が限界だったといいます。また、生徒からはノートと教科書、オンライン画面を、行ったり来たり見るのが大変との声も上がりました。
コロナ禍で「学びの現場」に生じていた混乱や困りごと、一気に関心が高まったオンライン授業など、見えてきた課題や教訓を今後にどう生かせば良いか?
あらためて私たちに問いかけられているように思います。
<特定非営利活動法人キッズドア東北事業部>
HP:
http://kidsdoor-fukko.net/TEL:022-354-1157