2011年11月20日(Sun)
海岸公園冒険広場 臨時開園
こんにちは、サポセンスタッフの菊地竜生です。
NPO法人冒険あそび場せんだい・みやぎネットワークは、子どもの「遊び場」を開設し、子どもの自由な遊びを支える活動を行なっている団体です。 震災で、管理運営をしていた「海岸公園冒険広場」は大きな津波被害を受け、現在植樹祭などを行いながら公園に子どもたちの笑顔が戻る日を目指し、活動しています。 その海岸公園冒険広場が、11月20日(日)に一日だけ臨時開園しました。 前日までの天気予報は雨。ところが当日の朝になると、こんなお天気に恵まれました。 来場していた子どもたちは、汗だくになりながらすべり台をサーッと滑ったり、ノコギリで木をギコギコして何かを作ろうとしたり、とある女の子は遊具に「久しぶりー」と声をかけるなど、溜まっていたエネルギーを発散させるように思い思いに時間を過ごしていました。 プレーリーダーの根本暁生さんに伺うと「延450名の親子が来園してくれました。この場で子どもたちの笑顔や笑い声を感じられて“うれしい”というのが一番です、中には涙を流してしまうプレーリーダーもいました。」と笑顔でお話して下さいました。 一方で高台にある広場を下ると、施設管理棟やトイレが、ほぼ津波被害を受けたままの状態で残っています。「管理棟や周囲の松林はダメージを受け、広場から見える景色は変わってしまいました。その現実も見てもらいたい。」と根本さん。 私が今回感じた現実は、周囲の景色を一変させた津波の恐ろしさと、海岸公園冒険広場のような心から遊べる「場」がある事が、子どもやその家族にとってどれだけ大事な事かという2つです。 海岸公園冒険広場の臨時開園は、3月末までにあと2回実施される予定です。臨時開園の予定は「NPO法人冒険あそび場せんだい・みやぎネットワーク」のホームページなどでお知らせされます。気になる方は、ぜひ次の機会に足をお運びください。 |