2025年06月16日(Mon)
不登校児やその家族の声<相談・まなび塾>ぱれっと取材日誌
こんにちは。スタッフの庄司です。 ぱれっと6月号の「このたび、カタチになりまして」のコーナーでは、相談・まなび塾の塾長、小野英男さんにお話を伺いました。同団体が発行した記録集についてご紹介しています。 ![]() 当事者の言葉を届け、地域に「優しいまなざし」を広げる 相談・まなび塾は、2024年12月に活動記録として「優しいまなざし 2年目の取組み記録集 ―保護者・こどもの声・指導者からー」を発行しました。 タイトルには、不登校児やその家族を、学校・地域の大人たちが「優しいまなざし」を持って見守もり、子どもたちが安心して生活できる地域社会をつくっていきたいという思いが込められています。 相談・まなび塾は、元校長などの教員たちが不登校の子どもたちに寄り添い、子どもの主体性や勉強への意欲を育む学習塾です。現在は小学生から高校生までの15人が通っています。学校や勉強、家庭環境の悩みを聞くなかで1人ひとりと向き合い、子どもとの信頼関係を築くことを大切にしています。 記録集の内容は、親からの寄稿と子どもたちからの声が中心です。親の視点から見た子どもの成長や塾への感謝の言葉が綴られています。子どもたちからは、「先生が自分のことをしっかり見てくれるから、塾に通うことが楽しい」という声も寄せられています。 ▲塾生たちが、楽しかったことや、これからやってみたいことなど、原文がそのまま記録されています。 小野さんは、「小さな変化も子どもにとっては大きな一歩。子どもが変わっていくことで、親も笑顔になる」と話します。記録集は、同じ悩みを持つ人の励みに、また、支援者たちのヒントにもなります。 ▲「記録集が誰かの役に立てば」と願う小野先生 記録集はサポセンでも読むことができます。 ![]() どなたでも自由にご覧いただけますので、関心のある方はサポセン窓口のスタッフまでお声がけください→市民活動の参考になるような図書の閲覧・貸出をしています。 ![]() |