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2025年04月22日(Tue) 不登校の子どもが安心して過ごせる居場所・学びの場・相談機関の情報満載!「みやぎ子どもの居場所マップ2025」


こんにちは。スタッフの小田嶋です。
様々な事情で学校に登校できない、しない子どもが、安心して過ごせる居場所・学びの場を見つけるきっかけにしてもらおうと、今年4月、「みやぎ子どもの居場所マップ2025」が発行されました。仙台市と、宮城県内のうち仙台市以外の2種類のマップがあります。

制作したのは、宮城県内でフリースクールなど、子どもの居場所に関する活動をしている団体で構成されている多様な学びを共につくる・みやぎネットワークです。
2020年に発行した「みやぎ子どもの居場所マップ」から掲載団体数が約2.5倍になり、より多くの情報の中から、自分に合った場所や相談先を探すことがでます。

以下、概要です。

======================
みやぎ子どもの居場所マップ2025
======================

『学校以外の安心する居場所、学びの場を必要としている人たちに情報を届けたい!』そんな思いが集まり、「みやぎ子どもの居場所マップ2025」を作成しました。
宮城県内に、これだけの居場所支援をしている場所があります。
決して一人で悩みを抱えず、ぜひお気軽にご連絡ください!
みなさんの味方になってくれる大人は、たくさんいます。
【みんながそれぞれ安心する居場所が見つかりますように!】

2025年居場所マップ(仙台市).jpg
2025年居場所マップ(仙台市).pdf (画像・PDF:団体提供)

2025年居場所マップ(仙台市以外).jpg
2025年居場所マップ(仙台市以外).pdf (画像・PDF:団体提供)

マップは、下記HPからもご覧になれます。

位置情報多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク
HP https://tmiyanet.wixsite.com/mysite/blank
Facebook 多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク
X @tmiyanet

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不登校に悩む子どもやその家族だけでなく、子どもに関わる活動をしている人や、クラスに不登校の子がいる人など、より多くの人に情報が広がっていくことが、子どもの多様な居場所が保障される地域社会につながっていくのではないでしょうか。

【過去サポセンブログ】
ぱれっと2021年4月号
不登校は、どの子にも起こり得ることで決して問題行動ではない<多様な学びを共につくる・み…
いづいっちゃんねる配信しました!<子どもたちが学び方を選択でき、のびのびと育つことがで…
学校以外の多様な学びの場を<「みやぎ子どもの居場所マップ」を活用しよう>みやネット
2025年03月28日(Fri) 活動への一歩をご報告いただきました!【地域メディア談話室】からの発展


こんにちは。スタッフの小田嶋です。
今年度サポセンでは、「伝えること」で、地域の魅力向上や課題解決を活動を応援しようと、「地域メディア談話室」というイベントを開催してきました。

今月14日に最終回を迎えた「地域メディア談話室」の参加者の方から、活動に一歩踏み出した人の投稿を発見しましたのでご紹介します。自分の好きな歴史というジャンルから、仙台のことを楽しく知ってもらおうと、X(エックス)や、note、YouTubeで発信をスタートしたようです。

歴史が好きな方や、この春仙台に引っ越してきて仙台のことを知りたい方など、チェックしてみてはいかがでしょうか。また、その際にはぜひコメントや「スキ」ボタンで応援し、一緒に仙台の地域メディアを盛り上げましょう!

以下、Rekishizukiさん(@Rekishizuki11)によるXへの投稿
0325.jpg

「千里の道も一歩から」

昨日の「#地域メディア談話室」でクリエイターの皆様に刺激を受け、早速投稿しました!
ぜひ、ご覧いただき、「スキ」を押してください!!!
#メミミ #サポセン #初めてのnote #歴史好き


ひらめきnoteも公開中!
https://note.com/gentle_murre150
おすすめの仙台歴史散歩コースや、歴史考察レポートなど
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手(グー)今後もあなたの「地域の魅力・課題を伝えたい」を応援していきます!
「地域メディア談話室」は終わってしまいましたが、このように市民による地域情報の受発信が続いていくことを嬉しく思います。サポセンは今後も、ボランティアや市民活動に関する幅広いお問合せ・ご相談に応じて参ります。Rekishizukiさんのように「活動に一歩踏み出してみたい」という方や、「活動を始めたけれど悩んでいる」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
2025年03月10日(Mon) 2025年3月11日〜東日本大震災追悼行事のお知らせ〜


2025年3月11日で東日本大震災発生から14年目を迎えます。

震災で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするため、今年も発災日である3月11日に県内の様々な場所で追悼式や献花、関連イベントなどが行われます。
情報をまとめましたのでお役立てください。

●宮城県
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/densho/tinkon.html

●仙台市
https://www.city.sendai.jp/hisho/foreignlanguage/jp/daishinsai/tuitoshiki2025.html

●キャンドルナイト2025 共 〜備え伝える知識が命を守る〜
開催場所:勾当台公園市民広場
入 場 料 :無料
詳しくは下記HPをご覧ください
https://www.city.sendai.jp/shinsaifukko/memorial/candlenight2025.html

サポートセンターでも午後2時46分から1分間の黙とうをささげます。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、地域の復興や防災の取り組みに関わる市民活動団体の皆さんとこれからも共に歩んで参ります。
2025年02月10日(Mon) 仙台・作並回文の里づくり実行委員会のホームページが新しくなっていました!


こんにちは。スタッフの小田嶋です。
突然ですが皆さんは、青葉区作並が「回文の里」と呼ばれていることをご存じですか?

回文とは、上から読んでも、下から読んでも同じ言葉、文章になる言葉遊びのひとつ。幕末の仙台に実在した仙台庵(せんだいあん)という回文師が、作並の美しさを読んだ回文があり、その回文が刻まれた道標が旧作並街道沿いで見つかったことなどから、作並では回文文化の振興や、回文を通じたまちおこしなどが行われています。

仙台・作並回文の里づくり実行委員会は、それらの活動の中心を担ってきた団体です。1999年から毎年「日本ことば遊び回文コンテスト」を実施したり、応募に寄せられた回文をカルタなどのグッズにしたり、回文に親しんでもらう活動を続けています。
次項有2020年ぱれっと5月号ブログでもご紹介しています。

このたび、同団体よりホームページが新しくなっていたことを教えていただきました!

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仙台・作並回文の里づくり実行委員会
ホームページ

https://kaibun-no-sato.jp/
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回文HP1.jpg
団体提供(仙台・作並回文の里づくり実行委員会HPより)

新しいホームページでは、これまでコンテストに応募された回文がイラスト付きで紹介されています。「八人(はちにん)こんにちは」「ネクタイが痛くね?」など、意味を想像するとちょっと不思議な回文が、かわいらしいタッチで描かれており面白いです。
また、「今日からあなたも回文師」と題して、回文をつくるコツを教えてくれるページもありました。

回文HP2.jpg
団体提供(仙台・作並回文の里づくり実行委員会HPより)

ひらめきなお、昨年11月から12月にかけて作品を募集していた、第27回日本ことば遊び回文コンテストの最終審査が先日行われ、まもなく結果が発表されるとのことです。

ちなみに前回26回目のチビッ子の部(小学生限定)奨励賞に入賞した作品は
「医師らのダンスが済んだのらしい」
今年はどんな作品に出合えるのでしょうか。興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
2024年12月05日(Thu) 泉区の七北田公園で開催された交流イベント「語り火」に参加してきました!〜スタッフレポート〜


こんにちは。スタッフの小田嶋です。
11月16日、仙台市泉区の七北田公園内にあるNANA+Ichiカフェで開かれた、イベント「語り火」に参加してきました!このイベントは、NANA+Ichiカフェを運営する7DAYS,Peace.(七北田公園活性化協議会)(以下、7DAYS)が主催したもので、7DAYSのメンバーや、集まった人同士で、焚火を囲みながら気軽におしゃべりすることができます。

ぴかぴか(新しい)まずはやってみる!試行錯誤から生まれたイベント
7DAYSは、七北田公園を管轄する仙台市建設局 百年の杜推進部 公園管理課課や、学生、企業などと協働・連携し、カフェ周辺で様々なイベントを開催してきました。目的は、カフェを中心とした新たな公園サービスの提供や、これまでになかった公園での楽しみ方の提案が、公園内のにぎわい創出にどうつながるか検証するためです。焚き火もその中の一つ。七北田公園内は、原則焚き火が禁止されていますが、7DAYSは1年ほど前から公園管理者より特別な許可を受けて、週末などに焚き火を行ってきました。

週末に焚火を行っていると、近隣の高校や大学に通う若者が「何してるんですか?」と、集まってくることが多くあったそうです。時にはそこに居合わせた若者たちと7DAYSの大人たちが、まちづくりの話をはじめ、進路の話、恋バナなど多様な話題で盛り上がることも。そんな経験を受けて「イベントにしてみたら楽しいのでは?」と企画したそうです。

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▲「看板を立てておいたら誰かが面白がって来るかも」とイベント看板を立ててみた作戦は大成功。

近隣に住む方や、まちづくりに関心のある人、たまたま七北田公園に遊びに来ていた方など老若男女10人程度の人が訪れていました。中には「七北田公園が大好き。焚火をやっているのは知っていて、ずっと来てみたかった」という若い人の姿も。

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▲七北田公園内の木々の紅葉は、ちょうど見頃を迎えており、幻想的なイルミネーションと焚火が、より魅力的な雰囲気を引き立てていました。

わーい(嬉しい顔)この日訪れた人たちも、七北田公園の新たな魅力を発見できたのではないでしょうか。

位置情報NANA+Ichiカフェとは
7DAYS,Peace.(七北田公園活性化協議会)(以下、7DAYS)と、仙台市建設局公園管理課利活用推進係が、社会実験の取り組みのひとつとして協働により運営しているカフェです。令和6年度の仙台市市民協働事業提案制度にも採択されました。今後の動きにますます目が離せません!

【関連リンク】
7DAYS,Peace.(七北田公園活性化協議会) HP
令和6年度 市民協働事業提案制度(仙台市HP)
七北田公園で行われている<協働の取り組み>NANA+ICHIカフェ〜ぱれっと取材日誌〜(サポセンブログ)
2024年11月25日(Mon) あべこべマルシェにお邪魔しました!〈スタッフレポート〉


こんにちは。スタッフの大泉です。
11月16日に、青葉山公園仙臺緑彩館で開催された「あべこべマルシェ」にお邪魔してきました。

かわいいあべこべマルシェとは?
子どもたちがメインになって販売を行う、年齢・国籍・障がいの有無に関わらず、みんながごちゃ混ぜで楽しめるマルシェイベントです。子どもたちが販売体験を通して可能性を広げられる場であり、また、出店者と来場者が交流する中で多様性を学び合える場でもあります。主催は、放課後等デイサービスの運営などに取り組むNPO法人UBUNTUです。

あべこべマルシェの告知が始まった頃、サポセンはNPO法人UBUNTUから広報のご相談を受けていたこともあり、当日の様子が気になったので行ってきました!

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子どもたちが売り子!?
宮城県内の個人やNPO、地域の団体が、販売・ワークショップ・展示などのブースを出店していました。マルシェの特徴は、各ブースで障がいがある子もない子も、子どもたちが販売を担当すること。「あべこべ」には、販売するのは大人という当たり前をあべこべにするという意味も込められているそうです。

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▲会場はバギーや車椅子に乗った人もゆったりと見て回れるよう工夫されていて、家族連れや近隣の人で賑わっていました。約30のブースがあり、店番の子どもたちは大きな声で「かわいいアクセサリーがあります!」などとPRしていました。

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▲アフリカの人たちによる手作りフェアトレード品が並ぶブース。ほかにも、障がいのある子どもたちが描いた絵や缶バッチを販売するブースもありました。

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▲「infinity〜宮城リトルベビーサークル〜」が、11/17の世界早産児デーに合わせ行った写真展示。小さく生まれた子どもの大きさや重さを再現したぬいぐるみや、入院中の子どもの様子を記したノートなども見ることが出来ました。

みんなで楽しめる交流の場
印象的だったのは、ブースを巡っている途中、子どもがカフェのご案内をしてくれたこと。チラシの文字を指差ししておすすめ情報を伝え、手話で「おいしいですよ」と教えてくれ、嬉しかったです。また、ワークショップブースの的あてでは、子どもも大人も一緒に盛り上がっていました。
NPOや地域の活動も知るきっかけになり、普段はなかなか関わる機会がない人たちと出会って、一緒に楽しめるマルシェでした。

位置情報NPO法人UBUNTUの活動の様子は、Instagramから見ることができます。
2024年11月20日(Wed) 自由に表現できる出版物ZINEが集まるイベント「仙台ZINEの森」に参加してきました!〜スタッフレポート〜


こんにちは、スタッフの庄司です。
11月9日(土)、10日(日)に仙台市宮城野区にあるギャラリーチフリグリで開催されたイベント「仙台ZINEの森」に参加してきました。

このイベントは「仙台で気軽にZINEを作ったり手に取ったりできる機会を作りたい」という思いから、仙台ZINEの森実行委員会により開催された、ZINEの販売会です。個人でZINEを販売するブースを出展でき、木版画家の方や、このイベントを機にZINEを制作したという方もいました。

ペンサポセンでは主催イベント「地域メディア談話室」の中でZINEを作るワークショップを行っているため、ZINEを制作された出展者の方や、イベントに来場されたZINEに関心のある方に、ZINEへの思いなどを伺うことで、イベント運営に役立てたいと考え取材させていただきました。

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▲来場者でにぎわう会場

ZINEを通して出展者と来場者との会話が生まれる会場ぴかぴか(新しい)
取材させていただいた9日の14時台は、来場者が絶えず会場にとても活気がありました。
出展者の関心のあることを表現したZINEの内容を話題に、出展者と来場者との会話が自然と生まれていました。たとえば、ZINEに書かれた旅の体験談について詳しく質問している来場者や、ZINEの制作方法について情報交換し合う人の姿などが見られました。

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▲四国八十八箇所のお寺を巡礼するお遍路に挑戦した体験談のZINEや、「不安について」というテーマで出展者同士の共作のZINEが販売されているブース。

出展者にイベントに出展した感想やZINEへの思いを伺いましたぴかぴか(新しい)
・今回のイベントにあわせてZINEを作ったが、自分の作ったZINEを買ってもらえるとは思わなかったので驚いている。
・ZINEで自分の頭の中の世界を表現してみることができた。
・ZINEを通して自分の体験を表現することで、ZINEを手に取った人に楽しんでもらいたい。

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来場者にイベントに来た理由やZINEへの思いを伺いましたぴかぴか(新しい)
・ZINEを作るイベントを計画中で、ZINEについて詳しく知るために来た。さまざまなZINEに実際に触れることができたので来てよかった。
・市販の雑誌とは違い、手作りの物なのでオリジナリティを強く感じることができて良い。

参加してみたスタッフの感想ぴかぴか(新しい)
出展者の方にお話を聞いて印象的だったのが「ZINEは自由に表現して良い」ということです。作品を作るということに対して、私自身でハードルを上げていると気づかされました。出展者の方は自分の世界観を、気の張らないZINEという形で楽しく表現しており、私も作ってみたい、発信してみたいという気持ちが高まりました。また、自分の頭の中で考えたストーリーや、個人的な旅行記、楽しみや不安といった感情をZINEという小冊子にして表現することで、同じ趣味や感情を持った人と出会い、交流できることに面白さを感じました。

位置情報仙台ZINEの森実行委員会による開催報告はこちらから
仙台ZINEの森 開催報告


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サポセンでZINE作りしてみませんか
サポートセンターでは、「伝えること」で、地域の魅力向上や課題解決につながる活動を応援しています。「地域メディア談話室」は、地域の情報発信に興味がある人や、仙台・宮城のことをもっと知って楽しみたい人など、どなたでも気軽に参加いただける場です。
詳細:https://sapo-sen.jp/event/19456/

次回開催日時
12月14日(土)14:00-15:30

ZINEの制作テーマ「ときめく宮城のデートスポット」
定禅寺通のケヤキ並木に街のイルミネーションが映える季節…
宮城には四季折々に大切な人と訪れたい、心ときめくデートスポットがたくさんあります。
おススメしたい場所や、あなたにとって思い出深い場所をZINEに書き綴ってみませんか?

会 場
仙台市市民活動サポートセンター1階 マチノワひろば

参加費
無料
事前申し込み不要です。直接会場までお越しください。

主催 
仙台市市民活動サポートセンター
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2024年11月19日(Tue) 住民以外に広げる地域・防災活動<虹の丘連合町内会×学生>多世代交流する街へ


こんにちは、スタッフの松村です。
10月26日に、青葉区の虹の丘連合町内会と宮城学院女子大学が住民向けに協働で実施している「スマートフォン講座」にお邪魔してきました。この講座は、令和6年度の「新しい地域の防災まちづくり推進プロジェクト」の一環です。

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▲学生たち(前列)と、連合町内会のみなさん(後列)

このプロジェクトは、連合町内会が令和4年度に泉区区民協働まちづくり活動助成を活用し、住民に行った防災に関するアンケートがきっかけで始まりました。アンケートでは、単身高齢者世帯の増加や自宅避難志向が浮き彫りとなりました。

●アンケートで浮き彫りになった虹の丘の課題

連合町内会によると、虹の丘地区の人口はここ10年の間に半分以上減少しているとのこと。
令和4年度に実施した防災に関するアンケートでは、70歳以上の単身世帯は42%、80歳以上は35%と高齢化がすすんでおり、今後も単身の高齢者は増加傾向にあります。
連合町内会は、住民の安心安全な暮らしを維持するため、交流の場づくりや地域防災の取り組みは欠かせないと考えていましたが、コロナ禍の影響で、交流の機会は激減しました。秋田県や石川県など、全国各地で風水害や地震などの自然災害が多発する中、町内には健康状態などから避難が困難な方もいて、同アンケートでは、災害時は自宅避難でしのぐ人も多いということも分かりました。

今後も、防災面の強化が必要だと考えましたが、防災学習の場づくりや、いざという時の関係構築を目的とした地域行事の運営は住民だけでは難しいのが状況です。


●地域と学校がコラボするまちづくり手法の創造
住民たちが安全で安心して暮らせること、多世代が交流する街を目指し、連合町内会は適切な連携先を模索。虹の丘団地にある東北生活文化大学・高校、虹の丘小学校、宮城学院女子大学と連携した防災まちづくり活動を始めました。
※令和5年度から「仙台市地域づくりパートナープロジェクト推進助成事業」を活用

活動内容は、住民と防災意識を高めていこうと、虹の丘シニアクラブの指南で生活文化高校と防災をテーマにした川柳をつくり、コンテストを開いたりする広報活動。生活文化大学の生徒とは、防災に関連したポスター展を開いたりして広く発信しました。また、宮城学院女子大学と「スマホ教室」と銘打った多世代交流の機会づくりと、防災学習の機会をつくったり、生活文化大学と「健康」を切り口に、災害時の食事をづくりなどを実施しました。

●「お散歩ビンゴづくり」に潜入!
今回のスマホ講座は、「お散歩ビンゴづくり」と題し、スマートフォンの使い方を学びながら、防災知識を高め、健康増進も図ろうとする盛りだくさんの企画です。住民の方々と大学生の関係づくりも兼ねています。

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▲4回連続講座ですが、単品で参加しても楽しめます。

私は第4回目の最終回に参加しました。
これまでの参加者のみなさんが、スマホを駆使し、地域を歩いてつくったビンゴカードでゲームをしました。

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▲「お散歩ビンゴ」について説明する宮城学院女子大学の佐藤芳治准教授

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▲3回の講座を通じて住民の方と学生がつくったビンゴカードです!

ビンゴを目指して、マスにあるイラストの実物を探しに虹の丘を散策し、スマホで写真を撮って持ち帰ります。

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▲親子で参加している方もいました。
意識して近所を歩いてみると、避難所や防災倉庫、公衆電話などがあるんですね…。

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▲帰ってきたら、学生と答え合わせ。私は2つビンゴになりました!

大学にとっては、日頃の学びを地域に活かしたり、研究のフィールドとなっているようです。
町内会の方々からは、「企画から提案してくれるので頼もしい」との声が。
また、「地域のお祭りでは、設営や運営も学校、大学の方々が手伝いに来てくれて、みんなで地域をつくっているのだと感じる」という感想も伺うことができました。
地域に関わる機会を多様な人たちにも広げることで、新しい地域運営の在り方が見えてきそうです。

2024年11月17日(Sun) おそとde読書に行ってきました!<イベント企画実践講座>ながまちマチキチ


こんにちは。スタッフの松村です。
秋晴れの気持ちいい土曜日、長町にある「あすと長町中央公園」で開かれた「おそとde読書」に行ってきました。

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マンションとマンションの間に広々とした芝生がひろがっていますぴかぴか(新しい)

企画、運営は、一般社団法人ながまちマチキチの「イベント企画実践講座」の受講生たちです。

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イベント企画実践講座とは、本をメインコンテンツとしたイベント企画運営を実践する連続講座です。内容は、長町というまちを知るところから始まり、イベント実施に必要な知識を学び、参加者同士で作戦会議を重ね、本番を迎えるというもの。マチキチのメンバーが参加者の「やりたい!」を全力で応援します。
対象は、地域で小さなイベントを始めたい方や、長町に関わってみたいという方です。
実際に集まった受講生は、学生、社会人、主婦など8人。長町住民でない方も多いとのことでした。

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青空の下、コーヒー片手にゆっくり読書ができるコーナー、読みきかせやブックトレードなど本を介した様々な出会いが仕掛けられていました晴れ本

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▲荒浜にある「海辺の図書館」も出展していました!

「まちづくり」に関心がなくても、一人ひとりの「好きなこと」「やってみたいこと」の実現を通じて、地域に関われる機会をつくることが、まちづくりの担い手を育むことにもつながるのかもしれないと思いましたひらめき
みなさん、楽しいイベントをありがとうございました!

位置情報関連情報
一般社団法人マチキチ
〇HP https://sites.google.com/view/nagamachi-machikichi/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

〇facebook https://www.facebook.com/nagamachi.machikichi
(イベント告知など)

せんだい・みやぎシーシャルハブのセッションの様子
「防災と自治〜人とまちをつなぐ“関わりしろ”を考える」レポート

https://blog.canpan.info/fukkou/archive/4612

せんだい・みやぎシーシャルハブ
https://semi-hub.org/







2024年10月26日(Sat) 障がい児とその家族の交流の場<Hello!Party>株式会社ジェー・シー・アイ


こんにちは。スタッフの松村です。
障がい児とその親のための福祉用具コミュニティ「Hello!Party」を知っていますか?
車いす、バギーなどを使う人、用具や当事者のことを知りたい人など誰でも参加することができる交流の場です。「パーティー」という言葉には、人と人とが交流し、魅力的な人間関係をつくる。という意味が込められています。
コミュニティを運営するのは、宮城県で福祉用具の製造、販売、レンタルを中心に事業を展開する株式会社ジェー・シー・アイ カスタム&モビリティー(JCI)の、社員有志のみなさんです。
福祉用具のイメージを変えること、子育て支援を目的に2022年に立ち上げました。


ユーザーとの密なつながりから見えた課題

生産部部長の佐々木さんは、「Hello!Party」を通じて、「似た背景を持った人同士がつながったり、障がいがあってもなくても子育ての悩みを一緒に言い合えたりする場所をつくることで、孤立解消の一助になりたい」と話します。
当事者同士のママ友、コミュニティもあるのではと思いきや、「人それぞれ障がいの程度や特徴が異なるため、子育ての悩みを共有することは難しく、相談し合うことも少ないのだそうです」と教えてくださいました。

会員になると、定期的に開かれるイベントや交流会に参加できたり、障害や病気のある子どもとその家族へのインタビュー記事などが載った会報誌「はろっぱ」をゲットすることができます。

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▲「はろっぱ」サポセンでもご覧いただけます!

また、会員証は身に着けられるシールやバッジ。「ユーザーさん同士、病院でよく会うらしいのです。車いすを見て、同じ製品だとか分かるので親近感を抱くそうですが、病気や障害も見た目だけではよく分からないものもあるし話しかけられないとのこと。身に着ける会員証を話しかけるきっかけにしてほしい」と、工夫を教えてくれました。


福祉用具のイメージ
昨年度、JCIを訪問し、職員の方にお話を伺う機会をいただきました。

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▲社内の工房を案内してくださいました

みなさんは、福祉用具にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
障害者や高齢者が、日常生活を送るために使わざるを得ないもの。「ねばならない」というちょっとネガティブなイメージはないでしょうか。

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▲修理、メンテナンスなどのために全国から送られてきた車椅子たち

JCIが手がける車いすを拝見して驚いたのは、一つとして同じものがないこと。
車いすと言うと、公共施設や学校でよく見るカタチを想像しますが、当たり前のことながら、障がいの程度や体格、年齢、さらには生活環境によって必要なカタチは人それぞれです。
佐々木さんは、「ここは工場というより工房というほうが近いと思います。自社製品で、ユーザー個人個人の課題を解決していくことが、我々の仕事。個々の課題を改善することがひいては障害者をとりまく暮らしの課題の改善につながるのでは」と熱く話してくださいました。

環境や道具に人が合わせることを強いることで生まれる「障害」を取り払うものづくりを拝見し、福祉用具は、自分の個性を発揮できるもの、できることを増やしてくれるもの、自分の可能性を広げてくれるもの。というポジティブな印象に替わりました。

位置情報Hello!Partyの会員には、誰でも無料でなることができます。
満月HP https://www.helloparty.jp/
満月Instagram https://www.instagram.com/hello.party.jci/p/Cwz_X_MP0nA/?hl=da&img_index=1


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