2013年11月11日(Mon)
ハジマル、フクラムプロジェクトvol.3「手芸」からハジマル、フクラムトークタイム開催しました!
11月9日(土)ハジマル、フクラムプロジェクト開催しました。
第3回目のテーマは「手芸」です。 ![]() ![]() 今回は、リボンヌ手芸部宮城の五十嵐香織さん(写真中)、武田和恵さん(写真右)、上村俊幸さん(写真左)をお招きし、社会や地域にある福祉の課題に対して、身近な「手芸」というツールを活かして取り組む活動についてお話をうかがいました。 リボンヌ手芸部とは、障がいのある人が作るもの、または施設などで出る材料を再生=Re-born させ、社会へとつなげる架け橋プロジェクトです。有志で集まった部員が「自分たちがほしいもの」をテーマに材料を再生させ、商品化しています。東京、福岡で始まった活動で、震災後宮城でも始まりました。 当日は、福祉関係のお仕事をされている方、手芸で何かはじめたい!と思っている方、手芸好きな方、ものづくりのイベントや販売をしている方など、16名の方々がご参加くださいました。会場には授産施設から買い取ったカラフルな素材がずらり ![]() ![]() トークでは、ゲストのみなさんの活動を始めた理由や福祉現場の「ものづくり」に対する課題意識に共感が集まりました。 武田さんと上村さんは福祉施設で働いていた経験から、大量に出る廃材のことや、長年やっていると、扱っている素材のマンネリ化、「いいものを作っている!」というモチベーションの低下など「ものづくり」に対して課題意識がありました。参加された方の中には「うんうん」と何度もうなずく姿が。 部長の五十嵐さんは、もともと手芸や小物が大好き。今は宮城支部の部長を務めていますが、はじめは「好き」が理由でリボンヌ手芸部東京の活動や宮城県の福祉施設のボランティアに参加してみるところから始まりました。 「好きなこと」から多くの人を巻き込み、楽しみながら活動し、それが社会貢献になっちゃう。それもリボンヌ手芸部の魅力の一つだと言います。 また、小物やアクセサリーにアレンジされた商品は、デザイン性が高く、「かわいい!」という純粋な理由でファンを増やし、販路を広げています。内職ではなく、みんなで集まってわいわい作る場を大事にしたいと話す武田さん。手芸で社会と福祉の間に新しい関係性が生まれ、関心層を広げています。 今回は、さっそくリボンヌ手芸部の活動を体験してみよう!とワークショップを行いました。まず五十嵐部長から、素材について説明。どこの施設でどんなものを作る素材だったのか、どうして使われないまま廃材になったのかなど、背景を知ります。 ![]() みなさん、お話をしたり、教え合ったりしながら手芸を楽しみました。「苦手」は関係ありません。参加者のみなさんからは「リボンヌ手芸部の活動の仕組み、アイディアに目からウロコ!」「普段手に入らない素材ばかりで、リボンヌならではの商品ができるのが楽しい!」という感想や、手芸部に入部したい!とさっそくアクションをおこした方もいらっしゃいました。 ![]() 今回作った作品は、基本的にお持ち帰りです。 ![]() リボンヌ手芸部に提供されたものは、仙台パルコにて行われるプロモーションショップ「ユーモラ」にて販売し、材料を提供いただいた福祉施設に売り上げが還元されるとのことです。11月22日〜12月22日まで。こちらもぜひ足を運んでみてください。 ![]() ![]() エイブルアート・カンパニーが主催する、障害のある作家の絵を使ったオリジナル商品や、全国から集めた福祉施設の商品を販売するプロモーションショップ。五十嵐さん、武田さん、上村さんが出会うきっかけとなったイベントです。 期間:2013/11/22(金)〜12/1(日) 会場:仙台パルコ3階特設会場 ![]() |