2024年12月10日(Tue)
自分に合ったコミュニティを選択して暮らす<これからの地域運営を考える勉強会>せんだい・みやぎソーシャルハブ
こんにちは、スタッフの松村です。 サポセンは「せんだい・みやぎソーシャルハブ」とともに、社会課題解決のプラットフォームをつくっています。 月1回程度、市民が気付いた地域課題や、課題だと思う種を持ち寄り、課題解決へ向けた連携が生まれる場として「セッション(情報交換会)」を開いています。 8月22日に開催したセッション、「防災と自治 自治会活動は無理ゲー?あすと長町から新たな地域運営を考える」の終了後、ソーシャルハブのメンバーや参加者の方から、「コミュニティの形成と防災についてもっと話したい。もっと聞きたい」という声がありました。 そこで、セッションで情報提供してくださった、認定NPO法人つながりデザインセンター(つなセン)の新井信幸さんと、小さな勉強会を開きました。対象は、8月22日のセッション参加者に限りました。 ▲10月29日、サポセンにて。 有事の際の身近な共助の輪とされてきた町内会などの地縁コミュニティの課題や、解決策としての新たな地域運営について議論を深めました。 参加したのは、せんだい・みやぎソーシャルハブメンバー、町内会、マンションの管理組合、町内会に興味のない方、新たな地域運営を実践しようとする方など13人でした。 つなセンは、長町や塩竃市などで、東日本大震災後の仮設住宅、災害公営住宅の自治運営やコミュニティ形成などの支援活動に始まり、高齢化・孤立化する社会において、“楽しみあいながら支え合う”共助のまちづくりに取り組んでいます。 はじめに、新井さんより、調査研究の一環で視察したUR団地エリアマネジメント「まちまど(洋光台団地リノベーション)」、「Hintomation(赤羽団地建替え)」、「まちにわ(ひばりが丘団地建替え)」について情報提供がありました。 また、せんだい・みやぎソーシャルハブのメンバーである都市デザインワークスの田川さんが、9月5日に実施したHITONOWA.奥河さんのトークイベントで話された内容について共有しました。 これらを踏まえ、UR団地エリアマネジメントと旧来からの自治組織機能の比較し、新たな地域運営を参加者と考えました。 ・地域での孤立防止のためにどのような地域運営ができるか ・現代の価値観や家族構成の多様化により、入居者の同質性が高い団地ですら、ひとつの組織をつくり運営することは難しい。 ・防災と日ごろのコミュニティについては、分けて考えたほうがいい ・誰も取り残さないことを目指したとき、大切なことは、町内会やサークル活動など様々なつながりを「選択できること」ではないか などの意見、問題提起がありました。 また、参加者から、マンション管理組合の運営事例や、奮闘中の町内会運営についても共有があり、多角的な意見交換ができました。 ありがとうございました。 今回のように「セッション(情報交換会)」から、特定のテーマ(課題)を市民の手で調査分析・可視化するソーシャルラボ、有志勉強会に発展することがあります。 せんだい・みやぎソーシャルハブとサポセンは、このような有志の活動(ラボ活動)も、随時行っていきます。 これまでのラボ活動➞せんだい・みやぎソーシャルハブ(note) せんだい・みやぎソーシャルハブの活動内容や情報交換の内容は、Facebookのグループページやnoteにて公開しています。 Facebookのグループページ https://www.facebook.com/groups/1177363749292548/ note https://note.com/socialhub/ |