2024年10月17日(Thu)
<開催報告>防災と自治〜人とまちをつなぐ“関わりしろ”を考える〜せんだい・みやぎソーシャルハブ
こんにちは。スタッフの青木です。 サポセンは「せんだい・みやぎソーシャルハブ」とともに、社会課題解決のプラットフォームをつくっています。せんだい・みやぎソーシャルハブとは、市民目線で気づいた社会課題に対し、NPO、行政、企業、志のある個人など多様な主体が力を合わせ、課題解決のために力を発揮する環境をつくることを目的とした場です。 取り組みの一つ、「情報交換会(セッション)」は、サポセンと共催で月1回開催しており、毎回まちづくりの多様な主体が集まります。 【note】レポート公開中!せんだい・みやぎソーシャルハブ情報交換会 今年度は、誰もが当事者になり得る「防災と自治」をテーマに、一人ひとりが力を寄せ合い、さらなるネットワークの強化と新たなつながりを育みたいと考えています。 今回は、「防災と自治〜人とまちをつなぐ“関わりしろ”を考える〜」と題し、一般社団法人ながまちマチキチの代表理事、加藤隆さんを招いての情報交換会を開きました。 ▲当日は、県内外から26名(会場20名、オンライン6名)の方々が参加しました。 日頃から、自分たちの暮らすまちに関心を寄せたり、様々なかたちで地域に関わったりする人たちの存在が、有事の際も大きな力になるのではないか、という仮説をもとに、長町エリアのまちづくりについてお話を参考に、多様なセクター同士のつなぎ方や、一人ひとりが主体的にまちに関わっていけるような社会づくりについて考えました。 ▲加藤さん(写真右) ◎ながまちマチキチの取組み ながまちマチキチでは、多種多様なプロジェクト・イベントを通して、「参加者」ではなく「プレーヤー」をとして地域に関わっていくような仕掛けづくりをしているということが見えてきました。 手がけるプロジェクトはこちら→ホームページ ◎「関わりしろ」のつくり方について深堀り 個人がまちに参加する「関わりしろ」をつくるためには、あと一歩が踏み出せない人をターゲットとして、ゆるい関係性を育む機会をたくさん作っていくことが重要とのことでした。 また、長町は、住民や来街者も増えて、商店街や学校、大型店、地域団体などがそれぞれにイベントを開くなど活動も活発です。まちに関わる多様な「点」は多いものの、それぞれのセクターが連携、協力することは、なかなか少ないとのこと。 セクター同士のつながりをつくるためには、とにかく相手の活動現場に出向いて交流すること。相手がそっけなくても、「関心を向けている」と伝えることが大切とのことでした。 ながまちマチキチは、まちづくりをするうえで、それぞれのコミュニティに誰でも参加しやすくすること、異なるセクター同士がゆるやかにつながるようにすることで、点が縦横につながる線を描き、面をつくることを意識しています。 ポイントは、ながまちマチキチが点の間に入り、線を描く役割を果たすことのようです。 ◎まちに関わる人が増えることと、防災との関係 多セクターとイベントやプロジェクトを共にするなかで、お互いの得意なことを理解し合えたり、顔の見える関係性が増えたりします。また、「一緒にやってきた」という経験が、困った時、災害が起きた時にも、より良い対処につながる、と話してくださいました。 ◎質疑応答を兼ねた意見交換 参加者の方から「イベントを開催する時どのように広報しているのか」「イベントの参加費を取る/取らないでどれくらい参加者に変化が有るのか」といった、地域づくりを担う側の視点での質問がありました。 また、「自分の住んでいる所でも移住してきた年代ごとにコミュニティがあるため、新旧住民の垣根を超えたつながりをつくっているながまちマチキチの活動にとても共感した」といった感想もありました。 意見交換の内容を含め、詳しい報告は、せんだい・みやぎソーシャルハブのnoteにてご確認ください! 本日、10月17日(木)のセッション 八木山地域での防災活動から「防災と自治」を考えます。ぜひご参加ください。 フォームからお申込み下さい。申込の際Zoomアドレスをお知らせします。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfoYSqGUVL2n59mjSs_R3FMQxBvcGPIWMUQYYfQd_gfusgYww/viewform?usp=sf_link |