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2024年10月11日(Fri) パレスチナを知るイベント「パレスチナナイトin仙台」に参加してきました!〜スタッフレポート


こんにちは、スタッフの玉川です。
9月13日(金)に開催されたイベント「パレスチナナイトin仙台」に参加してきました。

このイベントは「多くの人にパレスチナのことに関心を持ってほしい」という、共通の想いのもと集まった4団体(一般社団法人アート・インクルージョン、架け箸、合同会社パレスチナ・オリーブ、行動フェス)により開催されたものです。ドキュメンタリー映画「パレスチナ・レポート」の上映や、パレスチナの手工芸品の販売を通して「パレスチナのことが気になるけれど、知る機会がない」という人に、パレスチナで暮らす人々や地域の現状について多様な側面から触れてもらおうと企画されました。

サポセンスタッフとしても、映画上映による社会課題の発信がどのような効果をもたらすのか、また、協働のイベントによってどのような成果が生まれたのかなど、ぜひ知りたいと思い取材しました。

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▲会場にはパレスチナ産のフェアトレード商品であるオリーブオイル、石鹸、木工製品のほか、チャリティグッズなどの商品がずらりと並びました。

映画「パレスチナ・レポート」〜そこに暮らす人々の素顔〜
イベントで上映された、門脇篤監督のドキュメンタリー映画「パレスチナ・レポート」は、ロードムービーのようにベツレヘムやナブルスに暮らす人びとの暮らしぶりを映した作品でした。
私が印象深く感じたのは、屋台でコーヒーを売る老人とその家族の様子です。「安定した仕事がない状況で大家族をいかに養っていったらいいか?」など問題を抱えている中でも、家族で支え合って暮らす現地の人々の姿に、たくましさや朗らかさを感じました。また、映画撮影時は観光客の往来も多いベツレヘムでしたが、昨年10月からはイスラエルからの侵攻がはじまり状況が変わっています。パレスチナの人々の暮らしが気になりました。

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▲「パレスチナ・レポート」の一場面。門脇篤監督のインタビューを受ける現地の方(写真:団体提供)
予告編の動画はこちら

わたしたちにできることを考えるきっかけに
映画上映後の質疑応答の時間では、中東に住んだ経験がある方や、パレスチナの支援に関わりたいという方などから、積極的な質問や意見が飛び交いました。参加者は、パレスチナに足を運んだことのある人の話や、パレスチナに暮らす人々の様子を映像を見ることで、彼らが普段どんなことを考え、生活しているかの一端に触れることができました。

パレスチナと日本の架け橋となる仕事
イベントで販売されたパレスチナ産の木工製品は、共催団体の1つ「架け箸」によるものです。代表の高橋さんは、2018年から2019年にパレスチナを訪れた際、ホームステイ先のホストファミリーに温かく迎え入れてもらった経験を持ちます。高橋さんは、パレスチナというと、”危険な紛争地域”ということばかりがピックアップされることを残念に感じ「そこに住む人々の素顔や暮らしを伝えたい」と、現在のフェアトレードの仕事を始められたそうです。
オリーブの木の温もりあふれるスプーンやお皿、ペーパーカッター、ブローチなどの木工製品は来場者にも好評でした♡

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▲会場で販売された、パレスチナの人々の手仕事から生まれた木工製品

ほかにも、会場ではパレスチナをテーマとする作品が展示されていました。作品を制作したのはアート・インクルージョン・ファクトリーを利用されている方たちです。パレスチナの旗と同じ赤、黒、白、緑の4色を持つスイカや、名産のオリーブの枝などが、象徴として多く描かれていました。

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▲会場に展示されたパレスチナをテーマにした作品

わたしたちにできることは?
紛争により不自由な暮らしを強いられているパレスチナの人々のために、わたしたちにできることは何でしょうか?今回のイベントは、その「考えるきっかけ」になったのではないでしょうか。
イベントを共催した4団体のホームページで情報を見ることも、わたしたちにできるアクションの一つです。また、孤立感を感じがちなパレスチナの人たちにとって「わたしたちは関心をもっている」という想いを示すこと(フェアトレード商品を購入もその一つ)も、支えに繋がると思います。関心のある方は、下記リンクからアクセスしてみてはいかがでしょうか。

架け橋
https://kakehash.thebase.in/
一般社団法人アート・インクルージョン
https://art-in.org/
合同会社パレスチナ・オリーブ
https://www.paleoli.org/about-us/
行動フェス
https://www.instagram.com/koudou.fes/