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2023年12月09日(Sat) 県内の低・未利用資源の活用<一般社団法人食のみやぎ応援団>SDGsを踏まえた取り組みを見てきました!


こんにちは。スタッフの松村です。
11月24日(金)にAERで開かれた「SENDAI SDGs Expo 2023 SDGs経営で選ばれる企業へ」というイベントに参加してきました。
主催は、仙台市中小企業活性化センターで、企画、運営は、一般社団法人食のみやぎ応援団です。
応援団は、宮城県の食に関わる企業や団体、39社からなる集まりで、宮城の食の魅力を発信すると同時に、商品開発などを通して震災復興や食品ロスの削減などサステナブルな活動に取り組んでいます。

イベント会場には、応援団に所属する企業、パートナー大学などによる49のブースがずらり。
SDGsの取り組みや、自社商品をPRしていました。

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▲試食もたくさんいただきました

規格よりもサイズが小さい仙台麩を活用した「かりんとう」、フカ(サメ)肉を使ったハンバーガー、底引き漁で獲れてしまうノロンボという深海魚のフライなどなど…全部おいしかったです…。

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▲出展企業同士が取り組みをPRする時間もありました


午後に開かれたセミナーでは、「地域低利用資源」を有効活用した産学官・企業連携によるモデルケースについて紹介がありました。
テーマの背景にあるのは、国内における水産資源が徐々に減少しており、枯渇状況になっている種類の割合も増加しているという課題です。
FAO(国際連合食糧農業機関)2020年報告書によると、世界で漁獲された魚の約30%〜35%は市場価値のない「未利用魚」。日本に換算すると漁獲量約300万トンのうち、破棄されるのは約100万トンにもなるそうです。

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▲登壇したのは、写真左から、
宮城大学食産業学群フードマネジメント学類4年 鈴木 瑛子氏
宮城大学食産業学群フードマネジメント学類3年 菅原 野氏
一般社団法人食のみやぎ応援団 代表理事 遠藤 伸太郎氏
ハウス食品株式会社東北支店 営業推進課長 笛木 栄男氏

はじめに、石巻専修大学理工学部生物科学学科推薦教授の鈴木英勝さんより、金華山沖合の底引き網で漁獲される低利用魚の課題、特徴(栄養価、味、加工方法など)や活用の可能性について基調講演がありました。
食品としての活用の他、魚のゼラチン質と海藻のある成分を混合しPE(ポリエチレン)より硬いフィルムの試作にも成功したとのこと。初めて知ることばかりでしたとても興味深かったです。

その後、登壇者から、低利用魚「ノロンボ(ナガヅカ)」や「サメ」を有効活用した事例、やってみての成果や課題について報告されました。
応援団の代表理事で、株式会社かね久の代表取締役である遠藤氏は、ノロンボを使って「石巻深海魚フライ」を商品設計し、新商品開発に取り組んできました。
遠藤氏は、「ノロンボの内臓には毒があり、丁寧に取り除く作業や、安定供給のための保管場所確保などに苦労している。高コストを企業努力でカバーしている」と継続に向けた課題を話しました。

宮城大学の鈴木さんは、コロナ禍で飲食店に人が集まれないなか、キッチンカーで自らお客さんのもとに出向き、フカ肉を活用したメニューを提供してきました。鈴木さんは「珍しい食材で初めは人が集まるが定着しない。フカ肉が食卓に上がるという食文化自体を作っていかなくては」と力強く語っていました。

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▲「地域企業のコーディネート役が使命」と語る遠藤氏

新しい価値の創造や、課題解決に協働の重要性を感じました。
「石巻深海魚フライ」の開発には、株式会社かね久のほか10社が関わっているそうです。
ぞれぞれの強みをつなぎ、地域経済を活性化させようと奮闘する企業の方々に思いを知り、市民セクターの関わり方を考えさせられました。