2023年03月26日(Sun)
報じられてないけど私は伝えたい「メディフェスせんだい2023」に行ってきました!
こんにちは。スタッフの松村です。 3月18日・19日にせんだいメディアテークで開催された「メディフェスせんだい2023」に行ってきました。メディフェスせんだいは、実行委員会がせんだいメディアテークと市民メディア全国交流集会協議会と共催し、TOHOKU360とNPO法人メディア―ジが運営するイベントです。サポセンでも普段、運営の両団体と連携させていただきながら、市民目線での情報発信を活性化させようと様々な事業を行っています。これはチェックしておかなければと向かいました! 今回は18日の基調講演の様子をご紹介します。 ![]() ゲストはフリーランスライターの畠山理仁さんでした。 著書に、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞した『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い(集英社)』や『コロナ時代の選挙漫遊記(集英社)』などがあり、畠山さんの興味関心は政治や選挙です。 講演は「上品な野次馬であれ〜『誰もが主役』の社会になるために私が続けていること〜」と題し、選挙の面白さと選挙中のメディアの課題についてお話がありました。 ![]() ▲後半はNPO法人メディア―ジの漆田義孝さんとミニ対談 畠山さんは選挙という「お祭り」が大好き。選挙期間中、畠山さんが積極的に行うのは候補者全員へのインタビューです。実際に会いに行き、生の声を有権者に届けます。会場では、インタビューする様子を収めた動画を流しながら、畠山さんが「この人面白かったですね〜」「いろんなリスクを背負って立つ候補者たちをリスペクトしているんです」と愛おしそうに紹介する様子が印象的でした。「選挙に行こう」という啓発ではなく、ファン活動の紹介のようで、楽しく拝聴しました。 畠山さんは、「選挙の面白さが伝わっていない。面白くないから関心が持てないし投票にもいかないのでは」と問題提起。畠山さんの言う面白さの根源は立候補者一人ひとりの存在です。有権者が少しでも共感できる候補者を選び、「今よりもマシな地獄を選択」するのが選挙だと言う畠山さんには、主要候補者ばかりを報じる報道の偏りは大きな問題であり、自身が候補者全員の声を届ける理由です。 例えば、2020年に行われた東京都知事選。史上最多22人が立候補しましたが、当時報道されたのはメディアが決めた3人の主要候補者ばかり(NHKを除いて)だったそう。「切り捨てられた独立候補の言葉を伝えたい」と、畠山さんは主要候補だけではなく全候補者を取材。一人ひとりにストーリーや政策、哲学があり、どの内容もユニークなものばかりです。多様な選択肢を伝えることが、関心や投票率へも影響するというお話でした。 畠山理仁さんの伝えている情報に関心のある方はぜひ検索してみてください。 ----- 会場では「継承・伝承のカタチ」というテーマで市民によるパネルセッションもありました。 ![]() ▲第三世代が考えるヒロシマ「 」継ぐ展 ![]() ▲ローカル・ビズカフェ 2009年からのメンバーが中心になって、個人の思いを後世に記録した書籍「つたえびと」の紹介 ![]() ▲尚絅学院大学 ボランティアチームTASKI などなど… 他にも、2日間にわたってパネルディスカッションや「全国市民メディア映像祭」など様々なプログラムがあり、一部はYouTubeで生配信されました。 ![]() ![]() みなさんには、伝えたい地域の課題や魅力はありませんか? サポセンでも市民による情報発信を応援しています。いつでもご相談くださいませ。 ![]() サポセンでは、これまで様々な講座・ワークショップを開催しながら、まちに関心を持ち市民目線での情報発信を行う人を応援してきました。まちを面白くするのは、あなたかもしれません! ★地域メディア談話室(2022年7月〜11月開催) ★ローカルメディアコンパスを、ちょっと体験(2021年10月〜2022年3月開催) ★ローカルメディアコンパスを体験しよう(2021年10月開催) ★市民ライター講座(2014年〜2018年開催) ★市民ライター課外活動 紹介ブログ 地域の課題(いづいこと)を知りたい↓ ★いづいっちゃんねる |