2022年03月03日(Thu)
音楽で引き出される「生きる力」公益財団法人音楽の力による復興センター・東北〜ぱれっと取材日誌〜
こんにちは。スタッフの大泉です。 サポセンのニューズレターぱれっと3月号の「市民活動突撃レポート!」では公益財団法人音楽の力による復興センター・東北をご紹介しています。お話を伺ったのは、コーディネーターの千田祥子さん、伊藤み弥さんです。 ![]() ▲左からコーディネーターの伊藤み弥さん、千田祥子さん 公益財団法人音楽の力による復興センター・東北(以下、復興センター)とは? 2011年3月26日から、東日本大震災の被災者のもとに音楽を届ける活動を続けています。被災地での小さな音楽会「復興コンサート」やプロの歌手と参加者が一緒に歌う交流の場「歌声サロン」など、様々なプログラムを実施しています。 復興コンサートでは、仙台フィルハーモニー管弦楽団員をはじめとする、のべ100人以上のプロの演奏家たちが演奏しています。これまでに岩手・福島・宮城で開催したコンサートは、まもなく1000回を迎えようとしています。 2021年12月21日、取材のため、仙台市宮城野区の復興公営住宅で行われた「クリスマスコンサート」にお邪魔しました。普段、ここで歌声サロンを行っているプロのオペラ歌手とピアニストが、今日はクリスマス向けの特別なプログラムを用意しました。 ![]() ▲この日のために飾りつけた、住民手づくりの刺繍作品がコンサート会場を彩ります。 集会所には住民18人が集まり、演奏を楽しみました。約1時間のコンサートでは、『赤鼻のトナカイ』や讃美歌など、耳なじみのあるクリスマスソングが、披露されました。 ![]() ▲感染対策のビニール越し。それでも奏でる音と歌声には迫力があります。 ソプラノ:大河原真歩さん(仙台オペラ協会)、ピアノ:稲垣達也さん ![]() ▲観客も木琴の演奏に挑戦! コンサートでは、音楽を聴くだけではなく、観客も参加します!手拍子をしたり、『もろびとこぞりて』では木琴を叩いたりして、一緒に演奏会を作り上げます。 「コロナ対策で、歌うのは控えめなんですけど、それでも一緒にできるよう考えました」とコーディネーターの千田さん。 コンサート後、住民は演奏家と一緒に写真を撮ったり、近況報告し合ったりしていました。コンサートが、そこにいる全員にとって、特別な一日になっているのだと感じました。 ぱれっと3月号もぜひご覧ください。 ダウンロードはこちらから⇒★★★ ![]() ![]() 住所 〒980-0012 仙台市青葉区錦町1-3-9 TEL 022-797-0233 FAX 022-797-1858 Mail on-chika★live.jp(★を@に変えて) |